この記事では、「ブルース・チャトウィン」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「ブルース・チャトウィン」とは?
ブルース・チャトウィンとはイギリス出身の作家で、代表的な著書には「パタゴニア」があります。
紀行文学の傑作と呼ばれ、E・M・フォースター米国芸術文学アカデミー賞やソーホンデン賞を受賞しました。
ブルース・チャトウィンは、放浪しながら小説を執筆した作家です。
その後もも南米やアフリカ、オーストラリアなど世界を舞台にした作品を発表しています。
「ブルース・チャトウィン」の晩年
ブルース・チャトウィンは、晩年にも「ウッツ男爵」や「ソングライン」「パタゴニアふたたび」などを執筆しています。
これらの作品が日本で翻訳され出版されたのは、いずれもブルース・チャトウィンの死後のことでした。
現在も日本ではそれ程知名度は高くありませんが、海外では一流作家として知られています。
ブルース・チャトウィンは25歳の時にエリザベスという女性と結婚していますが、家にはあまり帰らず旅をする生活を送っていたといいます。
「ブルース・チャトウィン」の死に様
ブルース・チャトウィンは、1989年1月19日に亡くなりました。
死因はエイズです。
亡くなる3年前にHIVの陽性者であることが判明しました。
ブルース・チャトウィンは両性愛者で、妻のエリザベス以外とも数多く性的な関係を持ったといいます。
相手が男性であることも多かったようです。
妻のエリザベスはカトリックの信者だったため、離婚することはありませんでした。
また、同性愛者に対する偏見が根強い時代だったこともあり、ブルース・チャトウィンはエイズであることを公表していません。
そのうちに体調が悪化し、亡くなってしまいました。
享年48です。
「ブルース・チャトウィン」の死に様の信憑性
ブルース・チャトウィンは、死期が迫っている時でも「旅に出なきゃ」と言っていたといいます。
旅することを求めていました。
しかし、体は痩せ細り、旅に出ることは難しくなっていきます。
そんなブルース・チャトウィンを見守り続けたのは、妻のエリザベスです。
妻に対しては不実な夫でしたが、エリザベスは最期まで寄り添い続けました。
まとめ
ブルース・チャトウィンは世界中を旅しながら小説を執筆していました。
しかし、エイズにより48歳で亡くなってしまいます。
体が痩せ細ってからも旅に出たいと口にしていました。