この記事では、「曹操」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「曹操」とは?
曹操とは、中国の三国時代に魏の基礎を固めた人物として知られています。
漢王朝の後期に宦官の養子の子として生まれ、黄巾の乱で武功を挙げ漢廷で実権を握りました。
献帝を擁立して、中国の北部を統一します。
さらに南下を目指しますが、赤壁の戦いに敗れて天下は魏・呉・蜀の3つに分かれることとなりました。
曹操は三国志にも登場しており、三国志を元にした小説や漫画、アニメ等も多数あります。
曹操は悪役として描かれることが多いです。
「曹操」の晩年
曹操は天下統一を目指していましたが、208年に赤壁の戦いに敗れてしまいました。
赤壁の戦いは、劉備と孫権の連合軍と南下して江南を目指す曹操との戦いです。
この時、劉備軍の軍師として活躍したのは諸葛孔明でした。
諸葛孔明の策により、孫権は劉備と連合軍を作ることに合意します。
曹操の軍と劉備・孫権連合軍は長江の中流域にある赤壁で対峙しますが、数に勝る曹操は不得手であった水中の戦いに引きずり込まれ敗れてしまいます。
その後も劉備との戦いは続きますが、天下統一を成し遂げることはできませんでした。
その後、曹操は献帝から魏公の称号を与えられ、数年後に魏王となります。
政治の実権は握っていましたが、自ら帝位につくことはありませんでした。
屯田制をしくなど、国力を高める取り組み等も行っています。
武将としてだけではなく、優れた政治家でもあったようです。
「曹操」の死に様
曹操は220年に、66歳で亡くなりました。
歴史書では病によって亡くなったとあります。
曹操は魏王となり政治の実権を握っていましたが、帝位につくことはありませんでした。
献帝から帝位を譲られたのは曹操の息子の曹丕で、曹操が亡くなった後のことです。
曹丕が皇帝になった時、曹操には太祖武帝と追号されました。
「曹操」の死に様の信憑性
曹操は病によって亡くなったのは間違いありませんが、死因についてははっきりしていません。
脳腫瘍だったのではないかという説もあります。
なぜかというと曹操は頭痛持ちで、眩暈などの症状にも悩まされていたといいます。
ただし、昔のことなのではっきりしない部分も多いです。
また、66歳という年齢は当時としては長寿といえます。
まとめ
曹操は晩年も天下統一を目指して、劉備と争っていました。
しかし、天下を統一することはできず66歳で病によって亡くなっています。
