若干17歳で人気を集めていたアメリカのラッパー「XXXテンタシオン」は20歳という若さで亡くなっています。
今回は、アメリカビルボード100において1位を獲得したこともある彼の死因に迫ります。
「XXXテンタシオン」とは?簡単に説明
1998年にアメリカのフロリダ州で生まれた「XXXテンタシオン」ことジャセー・ドウェイン・リカルド・オンフロイは、ジャマイカ系の家庭で誕生し、幼少時代は祖母の元で暮らしていました。
中学時代からロックやヒップホップなどを聴き始めたテンタシオンは、同時期に楽器などにも触れるようになっていき、中学を卒業するころにはギターやピアノなどを弾けるようになっていました。
15歳になるころからラッパーとしてのキャリアをスタートさせたテンタシオンは、ヘビーメタルとラップをアレンジした今までにない斬新なスタイルで人気を博しますが、2016年に強盗や暴行の疑いで収監されています。
保釈金を支払って出所したテンタシオンは、出所後、後にヒットすることになる楽曲「Look at Me」をリリースしますが、2018年に強盗に銃撃されたことにより20歳という若さで亡くなっています。
「XXXテンタシオン」の死に様
2018年6月18日、自宅のあるフロリダ州のバイクショップを出た際に、2人組の黒人男性に銃撃されたXXXテンタシオンは、すぐに病院に搬送されますが、そのまま意識が戻ることはなく死亡が確認されています。
バイクショップを出て、自分の車で立ち去ろうとしていたテンタシオンは、自身の車の運転席について車を発進させようとした矢先に、2人の黒人が現れ、銃で撃たれています。
車内で倒れ、身動きひとつせずに運転席で横たわっている彼の悲惨な姿は、後にインターネット上で拡散され、数多くのファンに衝撃を与えています。
「XXXテンタシオン」の死に様の信憑性
死亡した当時、住居侵入の罪に問われていたXXXテンタシオンは、定期的に保護観察官と面会する必要があり、しばしば指定されていた面会場を訪れていました。
この面会場では、彼以外にも数多くの保護観察中の面談が実施されており、テンタシオンを銃撃した被疑者のひとりであるデリック・ウィリアムスは、当時違法薬物売買の罪に問われ同じく面談のために同会場を訪れていました。
面談を終えて、会場から立ち去ろうとしていたテンタシオンの豪華な自家用車を偶然目にしたウィリアムスは、その車のあまりのきらびやかさに驚愕したと言います。
そしてその車の姿を目に焼き付けたウィリアムスは、数日後たまたまバイクショップから出てきたテンタシオンを発見し、仲間と2人で車に近づき、彼が持っているバッグを強奪しようとしますが、抵抗されたことで銃撃します。
テンタシオンが銃撃された一部始終はバイクショップの防犯カメラに写っており、この時ウィリアムスの仲間は他にも2名いたそうです。
「XXXテンタシオン」の小ネタ等
10代を迎えた頃から暴力沙汰や強盗未遂などで何度も収監されていたXXXテンタシオンは、18歳当時、妊娠中だった自身の恋人を監禁暴行するなど破天荒な言動が目立つ要注意人物でしたが、音楽制作においてはその才能をいかんなく発揮し、世界的に名前が知られる期待の若手ラッパーでした。
まとめ
1300万もの購読者を誇るYouTubeチャンネルを持っていたアメリカの若きラッパーであるXXXテンタシオンは、20歳という若さで銃撃され死亡しています。
実働わずか5年間で残した彼の輝きは、今でも多くのファンの胸で生き続けています。
