1950年代のハリウッドを代表する名優「ウィリアム・ホールデン」の死に際とは?
この記事ではウィリアム・ホールデンの晩年と死に際について解説していきます。
「ウィリアム・ホールデン」とは?簡単に説明
第2次世界大戦直前から俳優活動を開始するやいなやデビュー作『ゴールデン・ボーイ』で頭角を現しました。
しかし本格的なブレイクはアーミーから復員後の停滞期を経て、演技派と評価を受けてからの事でした。
以降の活躍はもはや言うまでもありません。
『第十七捕虜収容所』は実際に戦争を経験した者ならではの重厚な演技を見せアカデミー主演男優賞に輝いています。
50年代の人気は凄まじく「オードリーヘップバーン」と共演した『麗しのサブリナ』をはじめ『戦場にかける橋』『騎兵隊』など数え切れないほどの人気作に出演しています。
「ウィリアム・ホールデン」の晩年
名優も私人に帰ればただの人と言われますが、晩年は諸般のトラブルに見舞われ続ける事に相成りました。
60年代に入り人気が下降。
ベトナム戦争が発端となったアメリカ社会の厭戦志向は映画界にも大きく及びアメリカンニューシネマの台頭を許します。
またそれが終了後の商業大作主義化の波にも乗りきれなかったのは間違いないでしょう。
それでも主役とライバル・ヒロインに次ぐいわば第3のメインとして活躍を重ねていました。
「ポール・ニューマン」「スティーブ・マックイーン」とともに出演した『タワーリング・インフェルノ』はその代表格とも言えます。
しかしプライベートでの失策が続き、彼は次第にアルコール量を増やし縋る様になってしまうのでした。
「ウィリアム・ホールデン」の死に様
1981年11月12日、アメリカ・カリフォルニア州サンタモニカで永眠しています。
63歳没。
死因は頭部打撲による失血死だとされています。
「ウィリアム・ホールデン」の死に様の信憑性
ホールデン氏の死亡に関しては現在でも死亡証明書の閲覧がPDFファイルで可能であり、当時の住所まで記載された信憑性の高い疑う余地のないものになっています。
死因は“blunt laceration of scalp”頭皮の鈍的裂傷だもされています。
“fatty metamorphosis of the liver”との表記も見られるため、アルコール性の脂肪肝になるほどの依存症だったと推測されています。
死亡の経緯も明らかにされており、自宅でアルコール摂取で酩酊して絨毯に足を滑らせてテーブルに頭を強打してしまった事が死亡事故に繋がりました。
晩年は多難の日々を過ごしており、ハリウッドきっての実業家として鳴らしていたもの事業の不振が顕著になっていました。
さらには離婚はしたもの新恋人「ステファニー・パワーズ」との関係に悩まされ、呼吸器疾患を抱えるなど、身体も心も煮詰まってアルコールに逃避してしまったようです。
まとめ
1981年11月12日10時にカリフォルニア州サンタモニカの自宅で倒れた姿で発見されています。
63歳没。
死因は頭部打撲による皮膚の裂傷に発端とした失血死でした。
晩年はプライベートが多難続きでアルコール性脂肪肝になるほどの依存症だったとされます。
当時の死亡証明書が現在でも閲覧可能なため信憑性は高いと言えるでしょう。
