酒、女、煙草、ドラッグで身を滅ぼした?「ジャック・ワイルド」の散り際とは?
この記事ではジャック・ワイルドの晩年と散り際について解説していきます。
「ジャック・ワイルド」とは?簡単に説明
イングランドのマンチェスターに生まれ、幼少期に世界的ミュージシャンの「フィル・コリンズ」と同じチームでサッカーをしていたのは有名な話。
そして彼の母親に誘われて芸能界入りしたことでも知られています。
日本では圧倒的に『小さな恋のメロディ』の「トム・オーンショー」役、主人公達を助ける悪友として有名ですが、地元イングランドやアメリカで芳しくありませんでした。
『オリバー!』での「ジャック・ドーキンズ」役でアカデミー助演男優賞でノミネートされるなど、若くして成功をおさめています。
「ジャック・ワイルド」の晩年
華々しい活躍とはほど遠く、1991年の「ケビン・コスナー」氏主演の『ロビン・フッド』に出演した程度。
経歴には確かに『ロビン・フッド』は掲載されていますが、そのじつ出番はほんの一瞬。
実際の劇場ではどこに彼が出てきたのかわからないほどでした。
それでもアルコール依存性から立ち直るとマイナー・コンシダレーションを提言。
未成年の役者に対する過度の名声や富の罠に警鐘を鳴らしています。
「ダニエル・ラドクリフ」氏への論説もその一つでした。
復帰から徐々に舞台で仕事を重ねていた2001年に突然の病が彼を襲いました。
「ジャック・ワイルド」の死に様
2006年3月1日にイングランド・ベッドフォードシャー州で永眠しています。
53歳没。
死因は口腔癌の進行によるものでした。
「ジャック・ワイルド」の死に様の信憑性
一般的には子役俳優から脱却できずに苦しんだのがアルコール依存性の要因とされます。
しかしそれ以上に本人の語る通り、アメリカで華やかな生活に染まってしまったのが大きいと言えるでしょう。
マンチェスターの労働者階級のただの少年が突然富と地位を手に入れ、アルコール・ドラッグ・セックスに嵌まり、全てを失ったと当時を回想しています。
アメリカでの活動を終えイングランドに戻り、10代の頃の様に主役を獲ることは不可能だという厳しい現実に直面。
よりアルコールに縋る日々を過ごし、生活が乱れて最初の夫人とは離婚することになってしまったとも語っています。
飲酒に加えてヘビースモーカーでもあり、それが祟ってか2001年に喉頭癌を患うことになりました。
その進行により2004年には声帯と舌の一部を切除、声を失ってしまいます。
しかし癌は寛解することはありませんでした。
最期は死期を悟ってか、長年の交際相手である「クレア・ハーディング」氏と05年9月に結婚しています。
まとめ
2006年3月1日にイングランド・ベッドフォード州で死去、53歳でした。
死因は口腔癌の進行によるもの。
01年に咽頭癌を罹患、04年には声帯と舌の一部を切除、声を失っており転移が進んでいたと推測されます。
05年9月には長年連れ添った交際相手と結婚、恐らくこの時には既に死期を悟っていたのでしょう。
アルコール依存が癌に繋がったとされますが、それ以上にヘビースモーカーだったことが影響しているのは間違いありません。