ヒット作品を続けて出すのは至難のわざ・漫画家の負のスパイラルに?「犬丸りん」の死に際とは?
この記事では犬丸りんの晩年と死に際について解説していきます。
「犬丸りん」とは?簡単に説明
代表作『おじゃる丸』はNHKのオリジナルアニメとしては屈指の長寿番組となり現在もシリーズ第26作が放送される程になっています。
また講談社の週刊『モーニング』で2作品がコミック化したもの漫画家というよりもエッセイストとしての側面を発揮していきました。
シニカルな見解を著書で述べているのは有名な話だと言えるでしょう。
「犬丸りん」の晩年
アニメ『おじゃる丸』のシリーズ構成は第1〜4シリーズまで続けていたもの、第5シリーズのからはアドバイザーとしてのシリーズに参加していく事が発表されています。
月曜日から金曜日までの10分帯番組であるため、犬丸氏の漫画、エッセイ執筆業の時間を作るための所為だと当時は思われていたのは間違いありません。
実際アニメもなんら問題なくシリーズ化して進行しており、何の問題も無いように思われていたのは明らかです。
「犬丸りん」の死に様
2006年9月10日13時28分、東京都武蔵野市吉祥寺の自宅マンション14階から飛び降り自殺。
48歳没。
「犬丸りん」の死に様の信憑性
自宅マンション14階が示す通り、いわゆる高級マンションで高さは45メートル程。
地上への落下は免れたものそれでも隣接するビルの屋上には19メートル程の落下で済んだもの即死は免れる事はできませんでした。
遺書が7階の事務所に残されておりA4サイズの紙に四枚ほど書かれていたそうです。
内容としては仕事ができないというものだったと報道されています。
考えられる1つのパターンは代表作『おじゃる丸』のアニメに関して関わりが少なくなってしまった事でしょう。
2002年の第5シリーズからアドバイザーとして携わる機会が減った事で自身の思わぬ方向にキャラが確立していく事に苦悩していた可能性があると思われます。
ジャンプやマガジン人気週刊漫画の作者はアニメにまで手が回らず、アニメは別物で好き勝手に動かしても良いと許可を出す作家も多く、それが却って人気に波及する事もあるのは事実です。
自身が携わる頻度が減ってなお番組が続く事に葛藤を覚えていた可能性もあると言えるでしょう。
第2には単純に仕事に対するスランプで筆が進まないという事もあるかと思われます。
まとめ
2006年9月10日13時28分に東京都武蔵野市吉祥寺の自宅マンション14階から飛び降り自殺によって死亡。
隣のビルの屋上に転落、地上への直撃は避けられたもの20メートル程落下、全身強打で即死状態だったとされます。
48歳没。
遺書がマンション7階の事務所兼自室に残されており、母親にむけて遺書が残されていました。
その遺書の内容はA4用紙4枚に渡り、仕事ができないという悩みについて綴られていたそうです。
2002年の半ばから代表作・おじゃる丸のアドバイザリースタッフに就いた事で自身のキャラなのに思うように動かせない葛藤があったのではないかとされます。
ただしこれらは推測の域を出ません。