愛猫を残して亡くなった「清川妙」の死に際とは?
この記事では清川妙の晩年と死に際について解説していきます。
「清川妙」とは?簡単に説明
山口県出身の小説家、教鞭を奮っていたため作家としてのデビューは遅く40歳になってからの事でした。
文筆活動初期は主に小説、80年代から90年代半ばには手紙の書き方や文章力についての著作を多く出版。
それ以降はシニア世代の生き方・人生観を主題にした本を多く上梓する事になりました。
晩年も多岐に渡って行動していた事で知られ、その前向きな生き方はシニア世代のみならず幅広い世代を勇気づけるとともに共感を得ています。
娘さんはフリーライターで猫好きな方ならご存知の「佐竹茉莉子」氏です。
「清川妙」の晩年
65歳から英国へ一人旅を始めると85歳までの20年間で渡英回数は13回を数えるほど活動的。
また国内の講演会でも居住地の千葉から遠方へ脚を運んでおり、その健在ぶりは様々な媒体から伺い知る事ができます。
東京や京都はまだしも、新幹線停車駅からさらに移動が必要となる岡山県津山や兵庫県芦屋でも講演会の記録が残されています。
また講演会終了後には疲れを見せずサイン会を開くなど年齢を全く感じさせないタフネスぶりを発揮しているには驚きを隠せません。
その行動理念は夫と息子を立て続けに喪った事、それと同時期に自身も進行癌に罹患した事が大きく影響しています。
残された時間は誰にもわからないのだから、今日やれる事は今日やる、悩むのは時間が勿体ないから前向きに生きると決めたのだそうです。
その考えから執筆活動も留まる事無く新作を上梓。
2012年には5作品、2013年には3作品を出版しています。
またその著書の表紙や講演会の記録写真から健康状態が良いのは一目瞭然、卒寿を越えた人には思えない姿でした。
体調が良かったからこそ、晩年もアクティブだったと言えるでしょう。
「清川妙」の死に様
2014年11月16日、千葉県市川市国府台にある自宅にて死去。
死因は大腸癌だと言われています。
93歳没。
「清川妙」の死に様の信憑性
フリーライターで娘の「佐竹茉莉子」氏が清川氏の愛してやまなかった黒猫「リリコ」視点で最晩年の姿を描いています。
リリコとともに晩年の穏やかな日々を過ごしていましたが、2014年の夏から体調を崩したと思われます。
入院ではなく在宅医療を選択し医師が自宅を訪問する頻度があがりました。
毎日茉莉子氏が訪れていたもの状態は日を負って悪化。
秋には介護用の電動ベッドでずっと寝たきりの状態になってしまったそうです。
また体調が悪化するまでは2階で愛猫と過ごしていた様子が描かれていました。
つまり93歳にして階段の上り下りができるほど元気な足腰だったと言えるでしょう。
まとめ
2014年11月16日、千葉県市川市国府台にある自宅で逝去。
93歳没。
死因は大腸癌だったとされます。
晩年も積極的に執筆活動だけではなく、各地で講演会を実施していました。
体調悪化は14年の夏からで、秋には寝たきりで起き上がれない状態になってしまったそうです。
娘・佐竹氏が清川氏の愛猫・リリコ視点で描いた日記から最期の様子を垣間見る事ができました。