この記事では、多田かおるの晩年や最期について紹介します。
多田かおるとは?
多田かおるとは大阪府出身の少女漫画家で、別刷マーガレットやでラックマーガレットで活躍しました。
代表作には「愛してナイト」や「イタズラなKiss」等が挙げられます。
高校生の頃、新人長編マンガ賞佳作を受賞しました。
その年、「キッスの代償!?」で漫画家としてデビューします。
高校生の漫画家として注目され、読者アンケートで1位を獲得するなど人気を集めました。
「愛してナイト」は、お好み焼き屋の娘やっことロックシンガーの恋を描いた恋愛漫画です。
多田かおるの晩年
多田かおるは、1990年から代表作となる「イタズラなKiss」の連載を開始しています。
当初は短編の予定でしたが、読者から人気を集め長編として連載がスタートしました。
恋愛漫画のバイブルと呼ばれ、多くの女の子から絶大な支持を集めた作品です。
1996年にはテレビドラマ化もされています。
また、台湾でもテレビドラマが制作され、その年の最高視聴率を記録するなど大人気となりました。
晩年も「イタズラなKiss」の執筆に取り組んでいます。
多田かおるの死に様
多田かおるは1999年、大理石のテーブルに頭を打ち付けたことがきっかけで急逝してしまいます。
38歳でした。
「イタズラなKiss」の連載中でしたが、この作品は作者が急逝したことで未完となってしまいます。
単行本は23巻まで発売されており、累計発行部数は3500万部を超えています。
急死だったため、多田かおるの死はファンに大きな衝撃を与えました。
多田かおるの死に様の信憑性
多田かおるの死因は、頭を強く打ち付けたことによる脳内出血とされます。
引っ越しをするために掃除をしていて、頭をぶつけてしまったようです。
その日の夜に倒れ意識不明となり、そのまま意識が回復することなく亡くなりました。
頭を打っただけで亡くなるのかと驚かれましたが、実は脳腫瘍があったといわれています。
頭を打った時に脳腫瘍が破裂し、脳内出血につながりました。
本人としては全く予期していなかった死といえるでしょう。
多田かおるの死後
未完となってしまった「イタズラなKiss」ですが、その後テレビアニメ化されています。
その際、本人のメモなどを元に結末が追加され、テレビアニメ版では完結しています。
まとめ
多田かおるは代表作「イタズラなKiss」を連載中に頭をぶつけて倒れ、脳内出血により亡くなりました。
享年38です。