どうしたらその死を防げたか、大手掲示板でもスレッドが立ち話題を呼んだ「本田茂治」の死に際とは?
この記事では本田茂治の晩年と死に際について解説していきます。
「本田茂治」とは?簡単に説明
野球漫画における主役クラスの死亡劇では『侍ジャイアンツ』の番場蛮『タッチ』の上杉和也『MAJOR』の本田茂治と言っていいでしょう。
主人公茂野吾郎の実の父親にあたります。
本田茂治という名前以上に劇中の“おとさん”と言う吾郎の呼び方がよりしっくりくるという方も多いのではないでしょうか。
同作の劇中では吾郎よりもむしろ彼の生き様についての描写が多く、実質的な主人公と言ってもいいでしょう。
その最期は衝撃的なものであり、吾郎を成長させる要因となっています。
「本田茂治」の晩年
恵まれた身体能力を持ちながらそれを活かしきれない選手であり、1軍と2軍を行ったり来たりの1軍半、ヨーヨープレイヤーから脱却できずにいました。
夫人の死を契機に奮起するも逆にそれはオーバートレーニングとなり、ヘルニアを発症してしまいます。
それに追い討ちをかける形で肘を故障。
戦力外通告も止むなしの状況で自ら野球を退く事を決意するのでした。
しかし息子の必死な姿と盟友茂野英毅からのアドバイスにより、野手転向を果たすと現役を続行する事になりました。
野手転向後に頭角を現すもの好事魔多し。
衝撃的な事件を彼が襲います。
「本田茂治」の死に様
東京シャイアンズ戦にて初先発出場。
監督の期待に応えて、第1打席で先発のジョー・ギブソンから本塁打を放ちます。
しかし続く第2打席で頭部に死球を受けてしまうのでした。
試合中は何ら気にする様な素振りを見せていませんでしたが、翌日トイレに向かう際に転倒。
31歳没。
死因は頭蓋内出血によるものでした。
「本田茂治」の死に様の信憑性
『MAJOR』の主人公は息子の吾郎なのは言わずとしれた事実です。
劇中での死因はジョー・ギブソンに死球を頭部に貰った事によるものですが、物語をドラスティックにするために作者に殺されたと言ってもいいでしょう。
古くから物語をドラスティックに動かすには主人公クラスのキャラクターを死亡させて退場させる事は1つの手法として認知されていました。
現実の世界だと仮定すれば、頭部に死球を貰った場合は大事を取って交代。
試合中に病院へ向かっていたのは間違いないでしょう。
実際に本年のヤクルト対巨人のオープン戦で頭部死球により、試合中に緊急搬送された事件がありました。
現実ならばチームドクターと交代させなかった監督の責任は追及される事になるのはまず間違いないと言えます。
他競技、特にサッカーでは脳振盪に対する規定がきちんと定められており、6ステージの段階的プログラムを踏まないと試合はおろか練習にも参加できません。
それだけ近年は選手の生命と安全が配慮され守られていると言っていいでしょう。
まとめ
本田茂治はスタメン初出場の東京シャイアンズ戦の第2打席でジョー・ギブソン投手から頭部に死球を受けた事により死亡。
31歳没。
死球直後はすぐに立ち上がり、むしろ当てた投手を気遣うほどでした。
しかし帰宅後に容態が悪化、翌朝トイレに向かう際に倒れ帰らぬ人となっています。