この記事では、「高田渡」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「高田渡」とは?
高田渡とは、フォークシンガーの草分けとして知られる人物です。
自衛隊に皮肉を込めた歌「自衛隊に入ろう」がデビュー曲です。
この歌はピート・シーガーの「アンドーラ」という曲を元にしたもので、若者たちから支持を集めました。
「大ダイジェスト版 三億円強奪事件の唄」や「東京フォークゲリラの諸君達を語る」など時事問題を取り上げ風刺した歌を歌っています。
「高田渡」の晩年
高田渡は晩年も、歌手として音楽活動を行っていました。
ただし、若い頃のように皮肉や風刺をこめた歌とは方向性が変わってきています。
デビュー曲「自衛隊に入ろう」は封印しました。
日常生活をそのまま歌うことにしたのです。
晩年にリリースした曲には、「さびしいといま」や「自転車に乗って」、「珈琲不唱歌(コーヒーブルース)」があります。
高田渡はコーヒーが好きだったといいます。
「さびしいといま」は、アルバムとしてリリースされた「渡」に収録されていた曲で、市川準監督の映画である「東京夜曲」の主題歌にもなりました。
また、高田渡は歌手だけではなく俳優としての活動も行っています。
「高田渡」の死に様
高田渡は、2005年4月3日に亡くなりました。
北海道でライヴを行っていたのですが、終了後に突然倒れてしまいます。
救急搬送され入院しますが、そのまま亡くなりました。
享年56です。
死因は心不全でした。
葬儀には笑福亭鶴瓶やなぎら健壱、坂崎幸之助など多くの著名人が駆け付けています。
葬儀委員長を務めたのは、ジャーナリストの筑紫哲也でした。
「高田渡」の死に様の信憑性
高田渡の死因は心不全とされていますが、飲酒が影響したといわれています。
アルコール依存症で、泥酔しながらステージに立つことも多くありました。
それが許されるシンガーでもあり、お酒を飲んでステージで寝てしまうことがあっても高田らしくていいとファンからは許されていたようです。
しかし、度が過ぎた飲酒は、アルコール性心筋症や心不全のリスクを高めることが分かっています。
お酒の飲み過ぎが心不全につながったと考えられるでしょう。
まとめ
高田渡は晩年も音楽活動を行い、ステージにも立っていました。
しかし、アルコール依存症だったといわれています。
そして、ライヴに出演後に倒れ、そのまま亡くなってしまいました。
享年56です。
