この記事では、「上原まり」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「上原まり」とは?
上原まりとは筑前琵琶の演奏家で、宝塚歌劇団で娘役のトップとして活躍した経歴を持つ人物です。
1968年に宝塚歌劇団に入団し、「マイ・アイドル」という公演で初めて舞台に立ちました。
花組に配属されますが、その後特定の組に所属しない専科に移籍して花組以外の公演にも特別出演するようになります。
宝塚歌劇団での代表作には、「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット役があります。
1981年に「新源氏物語」で藤壺を演じ、退団しました。
「上原まり」の晩年
上原まりは晩年、筑前琵琶の演奏家として活躍していました。
筑前琵琶は現在の福岡県にあたる筑前地方で伝承されてきた琵琶語りです。
上原まりは筑前琵琶奏者で筑前琵琶日本旭会総師範でもあった柴田旭堂の娘として誕生しました。
宝塚歌劇団に憧れ入団しましたが、退団後に筑前琵琶の道に入ることは自然の流れだったのかもしれません。
オリジナル作品の「平家物語」や「源氏物語」「小泉八雲怪談」などを生み出し、琵琶語りの魅力を語り続けていました。
琵琶奏者としては豊かな表現力が魅力で、古典芸能優秀賞や神戸市文化奨励賞、松尾芸能賞、文化長官表彰などを受賞しています。
全国各地で精力的に演奏活動を行っており、宝塚歌劇団の公演で琵琶演奏を担当したこともありました。
2007年にはOSK歌劇団の公演「レビュー in KYOTO ? 源氏千年夢絵巻」に紫式部役で出演しています。
翌年のOSK歌劇団の公演でも紫式部として出演しました。
「上原まり」の死に様
上原まりは、2018年8月29日に亡くなりました。
享年71です。
死因は乳がんでした。
晩年も精力的に活動していた上原まりでしたが、体調が優れず活動を縮小しなければならないこともあったようです。
「上原まり」の死に様の信憑性
上原まりは心筋梗塞で倒れたこともありますが、復活して2017年に銀座博品館劇場で公演を行っています。
2018年の5月にも能楽堂で公演を行っていますが、それが最後の舞台となりました。
その数か月後に亡くなっています。
まとめ
上原まりは、晩年は筑前琵琶の演奏家として精力的に活動していました。
全国各地で公演を行っていましたが、病に倒れ活動を縮小せざるを得なくなります。
そして71歳で亡くなりました。
死因は乳がんになります。