この記事では、「森川信」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「森川信」とは?
森川信とは昭和に活躍した俳優で、「男はつらいよ」シリーズで主人公寅さんの初代おいちゃん役がよく知られています。
1932年に静香八郎一座で初舞台を踏みました。
その後、大阪を拠点に森川信一座を結成して座長となります。
森川信はコメディアンでもあり、喜劇などの舞台でも活躍しました。
テレビドラマや映画にも多数出演しています。
代表作はTBSで放送されたテレビドラマ「サザエさん」で、磯野波平を演じました。
「森川信」の晩年
森川信の晩年の代表作といえば、フーテンの寅さんが人気の「男はつらいよ」シリーズです。
渥美清が主演しています。
寅さんが故郷の柴又に舞い戻り、何かと騒動を巻き起こす人情劇で、森川信は寅さんの叔父である車竜造を演じました。
寅さんとのコミカルなやり取りが人気で、おいちゃんとして親しまれています。
おいちゃんの「ばかだねえ」というセリフが有名です。
「男はつらいよ」シリーズには、合計で8本の作品に出演しました。
また、晩年には「はーいただいま」や「青春をつっ走れ」「未婚・結婚・未再婚」といったテレビドラマにもレギュラー出演しています。
「森川信」の死に様
森川信は、1972年3月26日に亡くなりました。
享年60です。
死因は肝硬変でした。
かねてから肝硬変を患っていましたが、病を抱えながらも積極的に俳優として活動を行っています。
「はーいただいま」や「青春をつっ走れ」等のテレビドラマにも出演中でした。
森川信が亡くなったことで、代役が立てられています。
「森川信」の死に様の信憑性
森川信の死因である肝硬変は、肝臓の組織が線維化して硬くなることをいいます。
慢性肝炎から炎症が長く生じ、悪化すると元に戻らなくなってしまいます。
肝臓の細胞が破壊され、肝機能が著しく低下してしまう病気です。
森川信が亡くなる際には、「男はつらいよ」シリーズで共演した女優の三崎千恵子や倍賞千恵子が病床に駆け付けたといいます。
「死なないで」と語りかけたといいますが、帰らぬ人となりました。
森川信は若い頃に女優の水戸光子と結婚していますが、1年程で離婚しています。
まとめ
森川信は晩年に「男はつらいいよ」シリーズに出演し、主人公である寅さんのおいちゃん役で人気となりました。
しかし、肝硬変を患っており、悪化したことで亡くなります。
享年60です。