力無くして本は「宝物」に成り得ない「吉野朔実」の散り際とは?
この記事ではよ吉野朔実の晩年と散り際について解説していきます。
「吉野朔実」とは？簡単に説明
デビューから20年ほどは集英社と専属契約、その後小学館と契約したこともあり、よりマルチな活動をしていくことになりました。
集英社では少女漫画雑誌『ぶ?け』で執筆活動をしているため、男性にはその印象が薄く感じるかもしれません。
但し文庫本の夏目漱石著作本の表紙を描いているため、彼女を知らなくても画風はわかるという人も多くいらっしゃることでしょう。
小学館移籍後は映画『記憶の技法』の原作者として知られるほか、漫画家、エッセイスト等多面的な活躍をされていたのが印象的でした。
「吉野朔実」の晩年
2000年代以降は書評家としても活躍しており、とりあげたジャンルは多数、本好き・読書好きな人ならば、彼女のエッセイやコラムは何度か目を通したことがあると思われます。
NHKの『週刊ブックレビュー』にも何度か出演していましたが、三大新聞社にも時折書籍や映画のエッセイを寄稿していました。
漫画家としては長期連載となった『period』を14年に完結。
ライフワークとも言える『吉野朔実劇場』の連載は引き続き行なわれています。
16年4月末に発売された月刊『flowers』6月号では読み切りとインタビューが掲載されており、よもやの事態が起きていたとは誰もが思ってきなかったことでしょう。
「吉野朔実」の死に様
2016年4月20日、東京都内で死去。
57歳没。
その死が公表された2016年5月2日の小学館月刊『flowers』の公式サイトでは病気で逝去したことしか報告がありませんでした。
また前月に読み切り・インタビューと彼女がメインに打ち出された6月号が発売された直後。
ファンはもとより関係者各位に衝撃を与えています。
「吉野朔実」の死に様の信憑性
ほとんどプライベートを公表しておらず、今回もほとんどその死については謎のままどと言っていいでしょう。
16年5月2日付の日刊スポーツ紙で「吉田戦車」氏が彼女の葬式に参列したことをツイッターでつぶやいた事が記事になった程度です。
吉田氏は行きつけの飲み屋の常連同士という間柄。
亡くなった当日は映画を見て、食事をして、行きつけのバーに顔を出して、普通の日常を送っていた矢先の突然の出来事だったと報告がされています。
翌日は御母堂に会いにいく約束があり、手料理を用意されていたとも書かれていました。
これらから推測されるのは、4月19日の夜半に倒れ20日未明に亡くなった、もしくは20日の夜半に倒れ、そのまま逝去されたということでしょう。
日常生活の最中の急死であるため、大動脈解離や虚血性心疾患や脳疾患などだったと想像されます。
まとめ
2016年4月20日に東京都内で逝去。
57歳没。
死因は小学館から病気としか公表されていません。
しかし5月2日に吉田戦車氏がツイッターで彼女の死の前後状況を話していました。
映画、食事、馴染みのバーを訪れて、普段通りの一日を過ごした晩に倒れて急逝してしまったそうです。
翌日には母親と会う約束をしており、手料理を用意していたと語られていました。
突発的な死のため心疾患、脳疾患、または急性大動脈解離とそれらの合併症だと推測されます。
