この記事では、「相田みつを」の晩年や最期について分かりやすく解説していきます。
「相田みつを」とは?簡単に説明
「相田みつを」とは、詩人、書家であり、「書の詩人」や「いのちの詩人」とも称される人物です。
有名な作品としては、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」や「あってなくてもいいものは、ないほうがいいんだな」、「しあわせはいつも じぶんのこころがきめる」などがあり、著作である「相田本」たちは累計1000万部にも及ぶロングセラーとなっています。
「相田みつを」の作品は当初、中々大衆に受け入れてもらえず、長らく不遇の時代が続きますが、晩年になって爆発的な人気と商業的成功を獲得しました。
「相田みつを」の晩年と最期
1991年に道で転んで足を骨折してしまい、入院することになります。
そこで、脳内出血の診断を受け、それが原因で息を引き取りました。
享年67歳でした。
「相田みつを」の死に様の信憑性
「相田みつを」は死の直前、一文字を書いた大作だけを集めた展覧会を催したいという構想を長男に語っていたと言われています。
そして、これが長男と最期に交わした会話となったのです。
死後もその影響はとどまることなく、「相田みつを美術館」の開館や「相田みつを」の生涯を描いたドラマが制作されました。
さらに、「相田みつを」の作品をエッセンスにしたコンテンツであるニンテンドーDS用ソフト「こころに染みる毛筆で書く相田みつをDS」やスマートフォン用アプリケーション「みつをフォトアート」などがリリースされています。
「相田みつを」に対する評価
大衆人気に反して、「相田みつを」の文学分野における評価は賛否両論挙げられています。
分かりやすさや親しみやすさ、わざとくずした字体に対して、否定的な評論をくだされている一方、大衆で受け入れられている事実や難しい言葉に頼らないスタイルに対して、肯定的な評論も寄せられています。
行動経済学研究の第一人者として名高い「リチャード・セイラー」は「相田みつを」の残した言葉に対し、「行動経済学に通じるものがある」と語り、行動経済学における「人類」を巧みに表現していると評しています。
まとめ
「相田みつを」は「書の詩人」や「いのちの詩人」とも称される詩人、書家であり、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」などの詩で知られています。
1991年に道で転んだことで脳内出血を起こし、67歳で急逝しました。