日本のコミックバンドの先駆けかつ第一人者「ハナ肇」の散り際とは?
この記事ではハナ肇の晩年と散り際を解説していきます。
「ハナ肇」とは？簡単に説明
日本におけるコミックバンドといえば『ドリフターズ』を挙げる方が多いでしょう。
その『ドリフターズ』が目指していたのが『ハナ肇とクレイジーキャッツ』でしょう。
そのリーダーを務めたのが「ハナ肇」氏になります。
1960年代を代表するバラエティ『シャボン玉ホリデー』では『ザ・ピーナッツ』とともに活躍。
昭和天皇崩御時や地上アナログ放送終了時など昭和のテレビ史を代表する番組と知っている人も多いでしょう。
持ちネタ「あっと驚くタメゴロウ」は当時の漫画のキャラが使用するなど広く浸透したものです。
「ハナ肇」の晩年
昭和は幕を閉じたもの、天皇崩御時の昭和史を振り返る番組でかつての『シャボン玉ホリデー』等の映像が使われ、改めて活躍が評価されています。
それが91年の紫綬褒章受章に繋がったと言っていいでしょう。
かつての様にバラエティ番組には登場しないもの、「ハナ肇&オーバー・ザ・レインボー」での音楽活動、そして役者としてテレビ出演をしていました。
「ハナ肇」の死に様
1993年9月10日7時3分に東京三鷹市の杏林大学医学部付属病院で死去。
この年の初頭に発見された肝細胞癌の進行による肝不全と併発した肺炎が死因になりました。
63歳没。
「ハナ肇」の死に様の信憑性
死因には肝不全の他に、入院の原因となった食道静脈瘤破裂を挙げている新聞社があります。
概ね死因の原発となったのは93年2月に発覚した肝細胞癌。
手術で1/3を切除摘出しています。
順調に回復して退院はしたもの、肝臓癌は進行していたのは間違いないでしょう。
前述した食道静脈瘤破裂はその典型的な症状になります。
但し本人には胃潰瘍だと告げられています。
結果的に追悼番組となってしまいましたが、再入院の二週間前に収録のテレビ朝日の『徹子の部屋』の番組内で語っているとおり、本人は胃潰瘍だと最期まで信じていたのは間違いありません。
肝細胞癌発見の経緯に関しても特段体調が悪かったわけでなく、たまたま受けた検査で発覚したもの。
8月の再入院から1ヶ月後の9月8日に肺炎に罹患して、容態が急変、10日未明から危篤状態に陥りました。
最期は夫人と二人の娘に看取られてその生涯を終えています。
まとめ
1993年9月10日7時3分に東京三鷹の杏林大学医学部付属病院で永眠、63歳でした。
死因は肝細胞癌の進行による肝不全と亡くなる数日前に患った肺炎の併発によるものでした。
この年の2月に検査を受けたところ肝細胞癌が発覚。
本人には胃潰瘍だと告げたうえで手術が行われ、肝臓の1/3を摘出しています。
順調に回復し退院をしたもの、8月13日に自宅で喀血、再入院しています。
喀血の原因は食道静脈瘤破裂。
すなわち肝臓の状態が悪化を示すものでした。
入院・闘病するも約1ヶ月後に肺炎を併発、力尽き永眠しています。
