この記事では、「グレン・グールド」の晩年や最期を分かりやすく説明していきます。
「グレン・グールド」とは?
グレン・グールドとは、カナダ出身の20世紀を代表するピアニストとして知られています。
声楽の教師だった母からピアノの手ほどきを受け、わずか7歳でトロントにある王立音楽院に合格します。
1946年にピアニストとしてデビューしました。
1955年にアメリカで演奏会を行うと、絶賛され高い評価を得ています。
デビューアルバム「ゴルトベルク変奏曲」は、クラシックながら音楽チャートの1位を獲得する快挙を達成しました。
「グレン・グールド」の晩年
グレン・グールドは晩年、コンサート活動からは引退していました。
かねてから引退を宣言しており、1964年に行われたシカゴでのコンサートが最後となります。
グレン・グールドが31歳の時のことです。
ピアニストとして引退したわけではなく、テレビやラジオ、レコード録音などで演奏活動は行っていました。
ラジオドキュメンタリーを制作したりもしています。
コンサートに否定的で、録音を始めとする電子メディアに情熱を傾けたのです。
1981年には、「ゴルトベルク変奏曲」を再録音しています。
現在でもクラシックのファンからは名盤と呼ばれている作品です。
また、プライベートでは極度の潔癖症で、偏食家でもありました。
子どもの頃から情緒不安定で、神経質な性格だったといわれています。
ただし、動物のことはとても好きだったようで、愛犬に書いた手紙もあります。
遺産の半分は動物愛護協会に寄付されました。
「グレン・グールド」の死に様
グレン・グールドは、1982年に脳卒中で倒れてしまいます。
トロントにある総合病院に搬送されますが、容体は悪化していきました。
そして、50歳で亡くなっています。
「グレン・グールド」の死に様の信憑性
グレン・グールドはが脳卒中で倒れた際、延命措置が施されました。
しかし、回復する見込みはなかったため、延命措置の停止を家族が決断します。
グレン・グールドは生涯独身だったので、存命だった父親が判断しました。
脳卒中で倒れたのは「ゴルトベルク変奏曲」を再録音した翌年のことで、「ゴルトベルク変奏曲」で始まり「ゴルトベルク変奏曲」で終わった音楽家人生だったともいえます。
まとめ
グレン・グールドは晩年、演奏を録音する取り組みを行っていました。
そして、脳卒中で倒れ50歳で亡くなります。