オルタナティヴ・ロック“grunge”を開拓した「クリス・コーネル」の散り際とは?
この記事ではクリス・コーネルの晩年と散り際について解説していきます。
「クリス・コーネル」とは?簡単に説明
『サウンドガーデン』のボーカル兼ギターとして、grungeをジャンルとして確立させた中心人物です。
サウンドガーデン脱退後は『レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン』のメンバー3人に加わる形で『オーディオスレイヴ』を結成。
バンド名と同一の初アルバムはトリプル・プラチナムを記録するなどスーパー・バンドらしい華々しい活躍を見せました。
ソロでは06年の『You know my name』は007シリーズ屈指の人気を誇る『カジノ・ロワイヤル』の主題歌として日本でも有名な1曲でしょう。
「クリス・コーネル」の晩年
2010年の初頭に「キム・セイル」「ベン・シェパード」「マット・キャメロン」諸氏とともに『サウンドガーデン』を再結成。
12年には米国の人気映画『アベンジャーズ』のエンドロールにて再結成後、初の新曲『Live to Rise』を提供するなど話題には事欠かせませんでしな。
2004年に「ヴィッキー・カラヤニス」氏と結婚。
「トニー」と「リリアン・ジーン」の二人の子供のことを常に大事にする子煩悩ぶりを見せ、良き父親だったと言われます。
没後にトニー氏が発表した『Nothing Compares 2 U』をデュエットでレコーディングするなど幸せな日々を過ごしていたと言えるでしょう。
「クリス・コーネル」の死に様
2017年5月17日、滞在先であるミシガン州デトロイトのMGMグランドホテルで死亡。
第一報では死因は公表されていませんでした。
後日地元紙に掲載された情報により首吊り自殺で亡くなったと推測がされています。
「クリス・コーネル」の死に様の信憑性
2017年5月17日19時26分にはロックシティに帰ってきたという言葉とともに、『サウンドガーデン』デトロイト公演のチケットがソールドアウト告知された看板をツイッターにアップしており、それから亡くなるまでの間に何があったのかはわかりません。
それでも没後にヴイッキー夫人がインタビューで断片的に死の真相について語っています。
亡くなる前日に5月29日の戦没将兵追悼記念日の過ごし方を語っていたそうです。
新たな事実としては薬物依存からの回復途上であり、アティバン若しくはロラゼパムを所有。
これらの抗うつ的作用により突発的な自殺衝動に駆られ、行為に及んだ可能性が高いとされます。
また公演後にクリス氏の言葉が不可解であったため、夫人が確認したところ薬を1錠か2錠余分に飲んだことと自身が明かしました。
これを心配に思った彼女は彼を見張るように依頼したと言いますが、結果的に失敗に終わってしまいました。
死の予兆についてもあったとされ、常に自責の念にかられていたことも明らかにされています。
まとめ
2017年5月17日の深夜にデトロイトのMGMグランドホテルで自ら命を絶ちました。
52歳没。
その死は突発的なものだとされます。
月末のメモリアルデーの過ごし方を夫人と計画、ツイッターで死の8時間前にはデトロイトツアーのチケット完売とともにロックシティに帰ってきたと呟いていました。
その一方で薬物依存治療中であり、死の前に脳の興奮を抑えるアティバン錠を過剰摂取したことも明らかになりました。
薬の副作用で自殺衝動に駆られるとともに自分で正常な判断がつかない状況だったとされます。