美空ひばりとは不仲だった?
この記事では「淡谷のり子」の晩年と最期について解説していきます。
「淡谷のり子」とは?簡単に説明
生きていたら120歳近く、年輩の方でも曲は知っていても実際にその姿を見たことのある方は少ないと思われます。
昭和12年のヒット曲『別れのブルース』はブルースを世間一般に知らしめたと言います。
しかし50代以上の方でも彼女の印象として残っているのは、バラエティ番組での毒舌のご意見番としての姿でしょう。
特に「小堺一機」氏の『ライオンのいただきます』では準レギュラー的に登場。
歯に衣を着せぬ発言で人気を呼びました。
いわゆるバラエティ番組における毒舌・熟女枠のはしりとも言えるでしょう。
「淡谷のり子」の晩年
時代が90年代に入っても健在ぶりをアピール。
懐メロやバラエティ番組だけではなく、シャンソン歌手「永登元次郎」氏とのジョイントコンサート等精力的に歌手としても活動していました。
そんな彼女の一大転機となるのは1993年のことでした。
脳梗塞を発症、程度としては軽いものでしたが、四肢に麻痺が残ったのに加え、言語障害で自身が納得できるレベルで歌えないと悟り、歌手としての第一線を退きました。
「淡谷のり子」の死に様
既に90歳を越えており、車椅子、寝たきりの生活も5年以上が経過。
公の場にはほとんど姿を現すことはなかったため、訃報は突然のものとなりました。
1999年9月22日4時30分に「淡谷のり子」は永眠しています。
92歳没。
死因は老衰による大往生だったと言っていいでしょう。
「淡谷のり子」の死に様の信憑性
戦前からの人気歌手だったこともあり、彼女の死はスポーツ紙の1面だけではなく、一般紙でも1面で大きく取り上げられています。
しかしその内容は彼女への悼みの言葉や略歴がメインで晩年の様子はほとんど記載されていません。
晩年の様子としては2歳下の妹である「淡谷とし子」氏による『介護は愛 姉・淡谷のり子を看取って』で知ることができます。
2000年4月に出版された本著では、往年のテレビで見せた辛辣な姿ではなく、徐々に衰弱していく彼女の姿を垣間見ることができるでしょう。
とし子氏は2014年に104歳で亡くなっているため、新たなのり子氏の情報は出てくることはないと思われます。
まとめ
1999年9月22日4時30分に「淡谷のり子」は妹であるとし子氏らに看取られて永眠しています。
死因は老衰によるもので92歳。
大往生だったと言えるでしょう。
1993年に脳梗塞を発症、言語障害が残り、自身が納得できるレベルで歌えない、人に聞かせることができないと判断、第一線を退きました。
その後自伝を1995年に出版していますが、とし子氏によれば最後の5年は寝たきりの生活で1人では何もできない状態だったそうです。
