この記事では、「杉浦日向子」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「杉浦日向子」とは?
杉浦日向子とは江戸風俗の研究家で、漫画家やエッセイストとしても知られています。
江戸時代や明治時代の生活や風俗を描いた作品を残しています。
時代考証家である稲垣史生の弟子となりますが、時代考証だけで生活するのは難しいと漫画家の道に入ります。
雑誌「ガロ」で漫画家としてデビューしました。
浮世絵を下地にした独特の画風が特徴で、時代考証もしっかりとした作品です。
代表作には「百日紅」や「風流江戸雀」があります。
「杉浦日向子」の晩年
杉浦日向子は晩年、NHKで放送されたバラエティ番組「コメディーお江戸でござる」に出演していました。
江戸時代の町人の生活を描いたコミカルな喜劇を中心とするバラエティ番組で、「杉浦日向子のおもしろ江戸ばなし」という解説コーナーを担当していました。
お芝居中の間違いを指摘したり、良かったところを褒めるなど人気の高いコーナーでした。
また、1993年に漫画家は引退しています。
白血病に近い難病であることが判明し、厳しい締切がある漫画を描くことは難しいと判断したからです。
ただし、テレビ番組への出演や小説などの執筆活動は行っていました。
「ごくらくちんみ」や「4時のおやつ」といった小説集を執筆しています。
それから毎日新聞の書評委員も務めました。
「杉浦日向子」の死に様
杉浦日向子が亡くなったのは、2005年7月25日です。
その2年前に咽頭がんであることが判明し、2度にわたる手術を受けていました。
しかし、2年後に体調が悪化し咽頭がんのため千葉県にある病院で亡くなりました。
享年46です。
私生活では作家の荒俣宏と結婚したことがありますが、同居することなく半年で離婚しています。
その後は独身でした。
「杉浦日向子」の死に様の信憑性
杉浦日向子の直接の死因は咽頭がんですが、免疫系の血液の難病を患っていて闘病生活が長く続いていました。
NHKのテレビ番組に出演していましたが、当初よりも大分痩せたため体調が良くないのではないかという噂は流れていました。
杉浦日向子の難病は完治することが難しく、体力も大分落ちていたようです。
まとめ
杉浦日向子は難病を患い、漫画家を引退します。
テレビ番組への出演や執筆活動は行っていて、晩年には小説を執筆していました。
そして、咽頭がんにより46歳で亡くなっています。