「岸田麗子」の人生・人物像の概略を簡単に紹介してから、「晩年・死に際(死因)・死に様の信憑性」を詳しく説明します。
「岸田麗子」とは?簡単に説明
岸田麗子(きしだれいこ,1914-1962)は、洋画家として著名な岸田劉生(きしだりゅうせい)の長女です。
岸田麗子自身も画家として絵を描きましたが、岸田劉生の連作である「麗子像」のモデルになった娘として有名な人です。
1929年(昭和4年)、岸田麗子が15歳の時に父の岸田劉生は死去していますが、「麗子像」と呼ばれるやや不気味なタッチ・印象の一連の作品は1917年から1929年まで描かれ続けました。
「岸田麗子」の死に様
岸田麗子は、1929年(昭和4年)に慢性腎炎・胃潰瘍・尿毒症など全身症状を悪化させて38歳の若さで急逝した父の岸田劉生との思い出を綴った『父 岸田劉生』という著書の執筆を行っていました。
岸田麗子にとって、岸田劉生は血を分けた実の父親であるだけではなく画家としても尊敬している師匠という特別な存在でした。
しかし、『父 岸田劉生』を上梓して出版しようとしていた矢先の1962年(昭和37年)7月26日、岸田麗子はくも膜下出血を発症して急逝してしまうことになります。
享年48歳でした。
「岸田麗子」の死に様の信憑性
岸田麗子は「麗子像(林檎を持てる麗子)」「麗子肖像(麗子五歳之像)」「村娘之図」「麗子坐像(人形持つ麗子坐像)」「麗子立像」「麗子微笑像」などをはじめとする岸田劉生の代表作「麗子像シリーズ」のモデル(実の娘)として有名な女性ですが、脳内出血で突然死しました。
岸田麗子が何の前触れもなく48歳の若さで「くも膜下出血」を起こして急死した死に様は、ニュース報道や史実として残っているので信憑性は高いと言えます。
突然死の約6. 6パーセントが「くも膜下出血」が原因であるとされ、女性は男性の約2倍の発症率がある脳血管障害となっています。
「岸田麗子」の小ネタ等
岸田麗子は、1937年(昭和12年)に武者小路実篤が創設した村落共同体「新しき村」で知り合った歯科医・瀧本貞次郎と結婚しています。
結婚後、和歌山に移住した麗子は滝本貞治郎との間に、洋画家となる岸田夏子をはじめ三人の子を儲けています。
その後、滝本とは離婚して成蹊高等学校教諭だった臼井幸四郎と再婚しています。
岸田麗子は著書の『父 岸田劉生』を書き上げた1962年に脳内出血で急逝することになりました。
まとめ
「岸田麗子」の人物・人生のあらましを紹介した上で、「死に様・死に際・その信憑性」を詳しく説明しましたがいかがでしたか?
「岸田麗子」の晩年・死因・死に際がどのようなものであったのかを調べたい時は、この記事の解説を参考にしてみてください。
