アニメソング歌手として知られた和田光司は、42歳という若さで急逝しました。
今回はその死因などについて詳しく解説します。
「和田光司」とは?簡単に説明
昭和49年に京都府福知山市で生まれた和田光司は、アニメソングシンガーとして知られる人物で、デビュー曲のタイトルから取った「不死蝶のアニソンシンガー」という愛称で親しまれていました。
平成11年に、テレビアニメ「デジモンアドベンチャー」の主題歌「Butter-Fly」でメジャーデビューを果たすと、その後はデジモンシリーズの主題歌を4年連続で歴任するなど、アニメソングのシンガーとしての地位を順調に確立していきます。
平成15年、上咽頭がんを罹患したことで活動を休止した和田は、手術や放射線治療によって一旦は発声することができなくなってしまいますが、少しずつ復帰が叶う状態にまで回復していきます。
しかしながら平成23年にがんが再発してしまい、再び活動を休止して平成28年に亡くなっています。
「和田光司」の死に様
平成15年に上咽頭がんを患っていることが発覚した和田光司は、担当医師より「5年後の生存率は40%」と宣告されてしまったために活動を休止します。
その後、手術を行い、並行して放射線治療を続けたことにより一旦は失った声を取り戻すことに成功した和田は、自身のアニメソングシンガーとしての代名詞ともいえるデジモンシリーズで復帰を果たしますが、がんが再発してしまい再び療養生活に逆戻りしてしまいます。
29歳から闘病を続けてきた和田は、2度も活動休止に追い込まれ、一旦は声を失いながらも復帰を果たしましたが、最終的にはがんに屈することとなってしまいました。
「和田光司」の死に様の信憑性
和田光司は自身の右耳に水が溜まり、その付近の首のあたりにもしこりができていたために病院で受診すると、上咽頭がんと診断されてしまいます。
首のしこりは腫瘍がリンパ節に転移したもので、すでに手術をしても顔の大部分が破損してしまうほどの状態だったと言います。
そのため手術を回避し、放射線治療による闘病生活を続けていた和田は、治療中、一時的に発声することができなくなってしまいますが、復帰することができる状態まで回復します。
そして1度は担当医から完治したという報告を受けたものの、その3日後にはがんが再発するなど、入退院と療養、復帰を繰り返しながら活動を続けましたが、最終的にはがんが完治することはなく亡くなってしまいました。
「和田光司」の小ネタ等
世界中の子供たちから愛されているデジモンアニメシリーズですが、これらすべての作品の楽曲を歌っている和田光司の仕事の8割は、デジモンシリーズ関連のため「デジモンシンガー」という愛称でも親しまれていました。
まとめ
和田光司が生み出してきた数多くのアニメソングは、世界中の子供たちに親しまれてきました。
10年間の闘病生活と並行して歌い続けたその魂は、今でも多くの子供たちに宿っていることでしょう。
