陸上自衛隊出身の肉体派俳優として知られていた今井雅之は、54歳という若さで亡くなっています。
今回はその死因について詳しく解説していきます。
「今井雅之」とは?簡単に説明
昭和36年に兵庫県豊岡市で生まれた今井雅之は、俳優やテレビタレントとして知られる人物です。
幼いころからアクション俳優千葉真一の熱狂的なファンだった今井は、若い頃から俳優を目指していましたが、高校卒業後に陸上自衛隊に入隊します。
俳優への道を諦めきれなかったため1年半ほどで自衛隊を除隊した今井は、昭和61年に演劇界でデビューを飾り、平成8年には映画「静かな生活」に出演して日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞しています。
その後も肉体派俳優やタレントとして活躍していた今井でしたが、平成26年に腸閉塞に罹患し、続く翌年には大腸がんと診断されてしまい、54歳と言う若さで亡くなっています。
「今井雅之」の死に様
平成27年5月28日、ステージ4の大腸がんにより今井雅之は54歳で死亡しています。
6か月間に渡って抗がん剤による治療を続けていた今井でしたが、最期は自身の担当医に「モルヒネで殺してくれ」と懇願するほどに激痛に苦しんでいたと言います。
ステージ4の大腸がんが発覚したため、緊急手術により、約2cmサイズの大きな腫瘍に加えて3つの小さな腫瘍を切除した後に、抗がん剤治療を始めた今井は、体格の良かった以前の姿からは想像できないほどに衰弱し、全盛期よりも20kgも体重が落ちてしまっていました。
それまで大きな病気などにはかかったことがなかった今井でしたが、最期はがんに勝つことはできませんでした。
「今井雅之」の死に様の信憑性
大腸がんと診断されてから闘病生活を送っていた今井雅之は、未だ日本で認められていない安楽死が頭をよぎるほどの激痛に苦しんでいたそうです。
がんが発覚した際にも役者やタレントとして数多くの仕事を抱えていた今井は、ファンや関係者に対してがんに罹患した事実を公表し、闘病生活と並行して役者の仕事を続行していくことを宣言しました。
闘病中は自身の病状に合わせて5回も転院しながら治療を続けていましたが、最期は何よりも大好物だったすいかなどの果物類も食べることができなくなってしまい、鼻からチューブを通して点滴を投与していました。
治療中は常に激痛に苦しんでいた今井でしたが、最期はにこやかに笑みを浮かべたまま永眠したそうです。
「今井雅之」の小ネタ等
元自衛隊員だった今井雅之は、身長178cmで胸囲は100cmを超える筋肉質な体躯の持ち主で、空手弐段や柔道初段だけではなく、銃剣道初段の段位などを持っていました。
まとめ
元自衛官の肉体派俳優である今井雅之は54歳と言う若さで亡くなりました。
役者全盛期には身体からパワーが漲っているかと思うほどのハツラツとした姿が目に焼き付いていますが、最期は壮絶な闘病生活を送っていたのでした。