この記事では、高倉健の晩年や最期を分かりやすく説明します。
高倉健とは?
高倉健とは日本映画で活躍した名優で、数多くの作品に出演しています。
日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を4回も受賞するなど、映画界のスターとして活躍しました。
1956年に「電光空手打ち」で主演としてデビューし、「網走番外地」シリーズで人気となります。
任侠映画にも多数出演しています。
代表作には「鉄道員」や「幸福の黄色いハンカチ」等があります。
「ブラック・レイン」等、ハリウッド映画にも出演しました。
高倉健の晩年
高倉健は晩年も、俳優として活動していました。
2005年には中国と日本の合作映画「単騎、千里を走る」に出演しています。
中国の雲南省を舞台にした映画で、父と子の絆を描いた作品です。
また、2012年には映画「あなたへ」に主演しました。
高倉健の205本目となる主演映画で、共演した大滝秀治は映画の公開直後に亡くなっています。
この映画で報知映画賞を受賞しました。
日本アカデミー優秀主演男優賞にもノミネートされましたが、辞退しました。
辞退した理由は、若い人に道を譲りたいとの意向からです。
それから晩年には、これまでの映画界での活躍により菊池寛賞や文化勲章等を受賞しています。
プライベートでは若い頃に歌手の江利チエミと結婚しましたが、離婚しています。
その後は独身を貫きました。
高倉健の死に様
高倉健は2014年に、都内の病院で亡くなります。
83歳でした。
定期検査を受けた際に、悪性リンパ腫が判明したため入院していました。
入院していることは、ごく親しい人にしか明かしていなかったといいます。
その後、容体が悪化し亡くなる数日前から意識がありませんでした。
葬儀も本人の希望で密葬という形で行われました。
次回作として映画「風に吹かれて」の準備も進んでいましたが、出演することは叶いませんでした。
高倉健の死に様の信憑性
高倉健は亡くなった際、とても穏やかな顔をしていたといいます。
死因となった悪性リンパ腫は血液のがんです。
悪性リンパ腫を発症するまえに前立腺がんを患ったこともあったようで、寛解状態でしたがそれが影響したとも考えられます。
まとめ
高倉健は晩年も俳優として活躍しており、主演した映画「あなたへ」が遺作となりました。
悪性リンパ腫を発症し、都内の病院で亡くなります。
とても穏やかな表情で亡くなったといいます。
享年83でした。