この記事では、野際陽子の晩年や最期について紹介します。
野際陽子とは?
野際陽子とはテレビドラマや映画で活躍した女優で、NHKのアナウンサーから転身しました。
NHKを対局した後には、TBSの「3時にあいましょう」で司会を担当しています。
1968年にテレビドラマ「キイハンター」に出演すると、共演した千葉真一と結婚し娘を一人もうけました。
野際陽子の代表作には、「ずっとあなたが好きだった」があります。
マザコンでオタクの息子・冬彦の母親役を怪演し、大きな話題となりました。
野際陽子の晩年
野際陽子は晩年も、女優としての活動を行っていました。
14年にわたって放送されたTRICKシリーズにも、主人公の母親役として出演しています。
TRICKシリーズは、主人公の自称マジシャン山田奈緒子が大学の物理学の教授と共に事件に隠されたトリックを解明していく物語です。
野際陽子は奈緒子の母である書道家をコミカルに演じています。
そして、2014年に肺腺癌と診断され、手術を受けます。
翌年にも再発したため腫瘍の摘出手術が行われました。
2016年にはテレビドラマ「やすらぎの郷」に出演しますが、撮影中にがんが再発してしまいます。
体調は悪化していきましたが、周囲には気付かれないように撮影を続けていました。
撮影の合間には酸素吸入器をつけたこともあったといいます。
また、映画「いつまた、君と?何日君再来?」にも出演しており、それが遺作になりました。
体調が悪化する中でも最後まで演じ切っており、女優にかける並々ならぬ思いが伝わります。
野際陽子の死に様
野際陽子は、2017年の5月8日入院します。
肺炎を併発したためです。
その前日まで撮影を行っていました。
容体は次第に悪化していき、1か月後に肺腺癌のために亡くなりました。
享年81です。
野際陽子の死に様の信憑性
野際陽子の最期は、愛娘である女優の真瀬樹里に看取られたといいます。
事務所のスタッフもいました。
真瀬樹里は千葉真一との間にもうけた一人娘で、母と同じ女優の道を歩んでいます。
千葉真一とは離婚しています。
真瀬樹里は、テレビドラマ「トットちゃん!」で母である野際陽子の役を演じ話題となりました。
まとめ
野際陽子は晩年も女優として活動を行っていましたが、肺腺癌を患います。
テレビドラマ「やすらぎの郷」の撮影中、体調が悪化する中でも最後まで演じ切り、81歳で亡くなりました。