目の前から光、景色が喪われていく恐怖と孤独感に耐えきれなかったのでしょうか。
この記事では藤圭子の晩年と最期について解説していきます。
「藤圭子」とは?簡単に説明
藤圭子は1960年代後半から1970年代初頭にかけて、ヒット曲をリリースした歌手です。
その曲目は造語で女の怨み歌とかけて怨歌(えんか)と呼称されていました。
言い換えれば女のエレジーをハスキーボイスを聞かせて歌いあげており、デビュー曲の「新宿の女」がヒット。
セカンドシングルの「女のブルース」サードシングル「圭子の夢は夜ひらく」は1970年の年間オリコンランクでそれぞれ4、3位となりました。
また歌手ではなく宇多田ヒカルの母親としても有名で親子共演していた時期に彼女を知った人も多いことでしょう。
「藤圭子」の晩年
ちょうど時代が平成に入った頃藤圭子(RA U)、宇多田照實(SKING U)、宇多田ヒカル(H。
IKASO U)の家族ユニットを結成し、U3を名乗り音楽活動はしていました。
しかし98年に愛娘宇多田ヒカルが「Automatic」でメジャー・シングルデビューを果たすと同時に彼女も表舞台からフェードアウトしていきました。
もともとは東京とニューヨークの二元生活をしており、生活費が亡くなったら、東京に来て生活費を稼いで帰ることをバラエティ番組で自らネタにしていたこともあり、テレビに登場しなくなった理由は娘が稼いでくれるからだと思っていた方も多いのではないでしょうか。
「藤圭子」の死に様
2013年8月22日の午前7時頃、東京新宿区のマンションの前で倒れているのを発見されました。
飛び降りで事件性の有無が審議されたものの着衣の乱れはなく、自ら飛び降りて死を選択したのだとされます。
夫であった宇多田照實と再婚を7回繰り返していましたが、この時に注目されたのは彼女と同居していた30代男性でした。
「藤圭子」の死に様の信憑性
喉のポリープの手術、網膜色素変性症に加えて、1988年から精神疾患を患っており、それが度重なる照實氏の離婚と再婚に繋がったとされています。
その一方で飛び降りの原因に6年同居していた知人男性の存在も明らかになっていくのでした。
娘のマネジメント会社の役員として、年間1億の収入があったのはもちろん娘のミリオンセラーで100億の収入が転がりこんだことも生き方を買えたとされています。
知人男性はマンションの名義人にもなっていたことに加え、彼女の財布の紐を握っていたともされます。
知人男性の職業はホストだと言われますが、結局事件性はないとの判断により男性も姿を消すことになりました。
遺書は当初ないとされていましたが、その後発見。
しかし故人の意向により公開はされず、真相は全て藪のなかだと言っていいでしょう。
まとめ
藤圭子は2013年8月22日に自宅マンションから飛び降りて、自らの命をたちました。
62歳没。
彼女が死を選んだ理由は不明ですが、精神疾患を患っていたのに加えて、30年以上前に網膜色素変性症となり失明する恐怖に長い間晒されて可能性も高く、それを苦にしての可能性も充分あるでしょう。
事件性はないと警察が判断したものの6年同居した知人男性の存在もあり、現在も謎に包まれた死であるのは間違いありません。
