「松原みき」の死に際とは?晩年や最期(死因)など分かりやすく解釈

「松原みき」の死に際とは?日本の人物

没後18年が経過したニューミュージック歌手の松原みきさんを様々な角度から解説していきます。

「松原みき」とは?簡単に説明

昭和34年に大阪府堺市で生まれた松原みきさんは、ニューミュージック界で活躍した女性歌手で、自身で作詞作曲も手掛けるシンガーソングライターでした。

人気テレビアニメ「Gu-Guガンモ」のオープニングとエンディングテーマ曲では「スージー・松原」名義で参加したことで知られており、デビュー曲である「真夜中のドア~Stay With Me」は、2020年に人気Youtuberであるレイニッチ(Rainych)がカバー曲を発表したことにより、Spotifyグローバルバイラルチャートにおいて、18日間連続で世界1位を記録しています。

癌のため44歳という若さでこの世を去った松原みきさんでしたが、自身の死を迎えた10数年後に、40年前にリリースしたデビュー曲が再度脚光を浴びて2021年に復刻販売され、韓国やマレーシア、シンガポールなどのアジア諸国を中心に大ヒットを記録したことは記憶に新しいところです。



「松原みき」の死に様

松原みきさんの死因は子宮頸がんでした。

子宮頸がんは子宮の入り口付近にできる「がん」で、一般的には早期に発見することができれば比較的治癒しやすい生存率の高いがんとして知られていますが、松原さんは3年にもおよぶ闘病生活の末に亡くなってしまいます。

2001年にがんを告知されてから2004年まで闘病生活を送った松原さんは、がんが発覚した直後にすべての音楽活動を休止して治療に専念することになります。

がんが発覚した時点でステージ4の状態であり、すでに末期がんと診断されていましたが、一時期は懸命の治療が功を奏し、悪性のがんが良性の腫瘍に変化したことで、本人や関係者は胸をなで下ろします。

この時期松原さんは、病院での通常のがん治療に加えて、自身のつてで霊能者を頼り、気功などを利用しながら治療に専念していました。

その結果レベル4の子宮頸がんが普通の腫瘍に変化したのも束の間、最終的には病魔に屈することとなり他界していまいました。



「松原みき」の死に様の信憑性

一般的にがんの治療には、放射線治療や抗がん剤治療以外にも、ヨガや気功、食事療法などの民間療法を使う治療法も知られています。

これら民間の治療方法は、現在のところ科学的根拠がないために、治癒結果を保証できる治療法ではないものの、効果を期待する数多くの人々が実際に利用しています。

松原みきさんは、2001年にステージ4(末期がん)の診断を受けた後、気功治療院にも通っていました。

合計で1年間ほど通い、その時に通っていた治療院の方が、当時の治療の様子をブログに書いています。

ステージ4のがんと診断されていた松原さんでしたが、治療当時はとても元気で、小柄ながらきれいな人だったとブログにはつづられています。

「松原みき」の小ネタ等

大阪で生まれた松原みきさんは、元ジャズ歌手だった母親の影響で、幼い頃から音楽に慣れ親しんでおり、高校時代から米軍キャンプや、ライブハウスなどで歌を歌いはじめました。

その洗練されたサウンドや魅力的なハスキーボイスで多くのファンを魅了してきた松原みきさんのデビュー曲「真夜中のドア~stay with me」は、韓国の首都ソウルやシンガポール、マレーシアなどのクラブDJがこの曲を流すと、イントロが始まった瞬間に多くのお客さんから歓声が上がるほどのキラーチューンとして知られ、世界的に有名なナンバーとして扱われています。

松原さんの死後10数年が経過した現在、全世界92か国に広がるApple MusicのJ-Popランキングに入ったのを足掛かりに、Spotifyのグローバルバイラルチャートでは2位、アメリカ、インドネシアなど26か国のローカルバイラルチャートでもランクインし、ギリシャ、ブルガリアなどの12カ国におけるJ-POPチャートでも1位を獲得するほどの世界的なブレークを果たしています。

まとめ

松原みきさんは、日本ニューミュージック界期待のシンガーでしたが、子宮頸がんのため2004年に44歳という若さで亡くなってしまいました。

ハスキーで情熱的なボーカルに加えて、ハイクオリティな演奏や楽曲には定評がありましたが、生前は死後の再ブレークを想像した関係者は皆無に等しかったと言っても過言ではありません。

たまたまデジタルの世界で彼女の曲を発見した海外のインフルエンサーが推薦曲にあげたことで、各地でジワジワと再生されはじめ、ついには世界的なヒットに結びついていきます。

ストリーミング時代を迎え、松原さんが再脚光を浴びたことをきっかけとして、過去のライブラリーなどから世界中の人たちに音楽を届けることが簡単にできるようになった事実は、大変感慨深いものがあります。

タイトルとURLをコピーしました