四半世紀に渡り国民的アニメ・クレヨンしんちゃんの野原ひろしを演じた藤原啓治の晩年と散り際を解説。
「藤原啓治」とは?簡単に説明
藤原啓治は日本の声優であり、彼の代表作といえば、多くの人がクレヨンしんちゃんの野原ひろしだと答えるでしょう。
彼の名前は知らない人でもクレしんのひろしを演じた人物といえば声の想像がつくはずです。
また交響詩篇エウレカセブンでは主人公エウレカとレントンの成長を支えたホランドも印象に残るキャラクターでした。
文学座付属演劇研究所出身ならではの演技力は高く評価されており、声の色艶でキャラクターの感情表現を行うことのできる声優として知られています。
「藤原啓治」の晩年
声優・ナレーターとして、また自らが興した芸能事務所AIR AGENCYの代表取締役として順風満帆な日々に異変が起きたのは2016年の夏のことでした。
同年8月8日に所属事務所から当面の間休業すること並びに四半世紀に渡り演じてきたクレヨンしんちゃんの野原ひろし役としての出演を見合わせることを発表。
その他の役にも代役がたてられたものの、この時点では病気療養するだけで詳細は公表されておらず深刻なものではないと思われていました。
2017年夏にスパイダーマンの吹き替えで復帰はしましたが、後任に引き継がれたキャラクターには復帰することなく、Dr. STONEの石神百夜や荒野のコトブキ飛行隊のサネアツなど新規のキャラクターを演じています。
「藤原啓治」の死に様
訃報が報じられたのは2020年4月16日のこと。
所属事務所からの癌により、4月12日に55歳で死去していたことが明かされました。
2017年に現場へ復帰して以降に体調についての報道はなかったこともあり、彼の死は寝耳に水だったという方も多いことでしょう。
「藤原啓治」の死に様の信憑性
死因は癌としか公表されておらず、どんな種類のものであったかはわかっていません。
しかし2019年初夏に公開されたアベンジャーズ/エンドゲームで主人公のトニー・スタークを吹き替えることが目標であったと所属事務所のTwitterで自身が呟いていたことから、なんらかの体調不良が起きていた事は想像がされるでしょう。
休業前と休業後で声が変わったとの意見も多くネット上では見られますが真相は不明です。
まとめ
藤原啓治は2020年4月12日に癌で亡くなっています(享年55歳)死因は癌であるというだけで詳細は明かされていません。
2016年8月から病気療養でほぼ一年に渡り休業したこと、プライバシーを理由に病名を公表しなかったことから、この時期には病魔に体を蝕まれていたと言っていいでしょう。
遺作は同年12月に放送された無能なナナの鶴岡となりました。