我が生涯に一片の悔い無し、ラオウを演じた内海賢二の晩年とその最期とは?
「内海賢二」とは?簡単に説明
内海賢二は東映動画の記念すべき第一作のテレビアニメとなった狼少年ケンにおいて狼族のイケメンキャラクターとも言うべき狼・ジャック役でアニメデビュー。
その後長きに渡り、重厚感溢れるバリトンボイスで多くの役を演じたことで知られています。
一番の当たり役は北斗の拳における拳王・ラオウだと言っていいでしょう。
悪役・敵役での配役が多い反面、Dr. スランプ アラレちゃんでの則巻センベエのようにコミカルなキャラクターもこなす高い演技力が評価されてきました。
「内海賢二」の晩年
50代半ばに罹患した膀胱がんは一度は寛解したように思えましたが70代を目前にした頃に再発。
発見された時は既にステージ4でしたが、それでも精力的に活動を続けました。
声優でもある妻の野村道子に闘病生活を支えられ、オファーを辞退することも時にはありましたが生涯現役の姿勢を貫き通しました。
「内海賢二」の死に様
2010年に膀胱がんの手術を受けたもの予後が悪く、歩行困難に陥ってしまうも、盟友の羽佐間道夫氏の言葉により生涯現役を続ける事を決意。
死去の直前まで仕事を続けました。
2013年6月8日収録中に現場で意識が飛び、病院へ緊急搬送されるも既に病魔は全身に及んでおり、骨にまで転移している状態でした。
痛みで睡眠も困難なほどの状態が続き、6月13日にがん性腹膜炎のため75歳でその生涯を閉じています。
亡くなる直前には妻である野村道子からの「賢ちゃん、いい人生だったね。
私もおかげでいい人生だったよ」という言葉にうなずくことができたそうです。
「内海賢二」の死に様の信憑性
ドラえもんのしずかちゃんやサザエさんのワカメちゃんで知られる声優の野村道子が伴侶であり存命中なこともあり、多くの媒体で回顧録が綴られています。
それにより50代半ばでの膀胱がんでの発症からの闘病生活を知ることができるでしょう。
発症から騙し騙し病魔と戦い続けてきたものの、2010年の10月から本格的な闘病生活が始まったこと、また妻視点での様々な想いを知ることができるはずです。
まとめ
内海賢二は2013年6月13日に75歳で逝去しています。
死因はがん性の腹膜炎でした。
50代半ばで見つかった膀胱がんはステージ4だったものの三年に一度ポリープを取る形で小康状態を続け、本格的に悪化したのは2010年の10月だったと言います。
生涯現役を貫き、歩行困難に陥りながらも亡くなる10日前まで仕事をこなしました。
はまり役であった北斗の拳のラオウの「我が生涯に一片の悔い無し」と重なるかの如く、良い人生だったことを妻に認めその生涯を閉じています。