インフルエンザウイルスの怖さを世に知らしめた最期「笹井宏之」の死に際とは?
この記事では笹井宏之の晩年と死に際について解説していきます。
「笹井宏之」とは?簡単に説明
近年身体症状症および関連症候群と呼ばれるようになった身体表現性障害発現により、日常生活にさえ支障をきたして高校を中退。
その後地元紙に毎週短歌を投稿して注目を集める事になりました。
その翌年に第4回歌葉新人賞を受賞した事で脚光を浴びる様になっていきます。
まだまだインターネット時代はソフトハード含めての黎明期。
短歌の評価は勿論の事、その時代に初めて現れたインターネット短歌家、不本意ながらも難病である背景も手伝って、さらなる注目を集めていく事になっています。
「笹井宏之」の晩年
その名前は各種メディアに取り上げられて全国区になりつつあったのは間違いないでしょう。
口語短歌のニューウェーブでもある「加藤治郎」氏に師事し、新風短歌の旗手から更なる新風を吹かす事で、短歌界にとっても彼の出現は新たな裾野を拡げる絶好の機会を得たはずです。
また笹井氏自身はインターネットを活用。
自身のブログで積極的な情報発信を行っていました。
「笹井宏之」の死に様
2009年1月24日に逝去。
26歳没。
死因はインフルエンザによる高熱と急性心不全心不全によるもの、各種報道ではこの二種類のどちらかが記載されている事が多くなっています。
「笹井宏之」の死に様の信憑性
体調については『療養生活あれこれ』や自身のブログ『些細』内の記事について触れられている事もありました。
07年末にはミニコンサートにフルートで参加した事を明かしており、かつて病気で寝たきりになり、日常生活すら困難だった状況から脱却していた事は確かだったと言えるでしょう。
それだけに1年後に亡くなってしまったのは驚きだとしか言えません。
また身体症状症および関連症候群は謎の難病でもあり、それがインフルエンザに同影響したのかは不明です。
ただし健常な状態の人であってもインフルエンザに罹患後1週間以内に心筋梗塞を発症するリスクは高いと言われます。
09年は昨今のコロナウイルス同様に新型インフルエンザで騒がれた年ですが、09年1月の段階ではまだ日本には入ってきていません。
新型インフルエンザは関係なく従来のインフルエンザの重症化だったと推測できるでしょう。
またブログの更新が止まっていた件に関しては、近年の07、08は1ヶ月で3回程度だったため、重病で更新できなかったと捉えた人は皆無だったと言えます。
まとめ
2009年1月24日に佐賀県有田市で永眠。
26歳没。
死因は新型ではなく既存のインフルエンザウイルスに罹患して重症化したもの。
インフルエンザの高熱により死去とインフルエンザによる急性心不全の二種類が当時報道されており、真偽は不明です。
インフルエンザウイルスに罹患後は持病の全くない健常者でも1週間以内の心筋梗塞発症のリスクが高まるのは既知のとおり。
かつて寝たきりで日常生活がおくれない状態からは脱却していたもの身体症状症および関連症候群は原因不明の難病です。
同病による慢性的な炎症が体内にあり、インフルエンザウイルスによりそれが憎悪。
血の塊ができやすくなり、血栓により急性心不全を発症した可能性が高いように思えます。