ナベプロ帝国の皇帝「渡辺晋」の死に際とは?
この記事では渡辺晋の晩年と死に際について解説していきます。
「渡辺晋」とは?簡単に説明
音楽はド素人でありながら、機敏な動きと先見性の明でプロダクション経営をスタートさせ、紆余曲折の末に芸能界に一大帝国を築き上げたのは古今東西の立身出世伝に出てくる英雄と同一でしょう。
バブル期のバラエティ『カノッサの屈辱』やドラマ『ザ・ヒットパレード?芸能界を変えた男・渡辺晋物語?』等でも渡辺氏の残した功績は具現化して取り上げられてもいます。
『8時だョ!全員集合』『シャボン玉ホリデー』昭和史に名を刻む番組に深く携わったのは言うまでもありません。
「渡辺晋」の晩年
1978年に『キャンディーズ』が人気絶頂期に普通の女の子に戻りたいと引退。
その翌年には「森進一」氏が独立し、世間を騒がせています。
それ以前から現在に至るまで幾度となくナベプロ帝国崩壊の記事は出た事もありますが、この時も揺るがずに難局を乗り越えたと言っていいでしょう。
その反面渡辺氏の体調は優れた状態ではないのは明らかでした。
日に日に時間の経過ごとに目に見えて痩せていきますが、原因は掴めなかったようです。
それは当時の医学ではなかなか検査の目が行き届かない“暗黒の臓器”と言われる小腸に異変が起きていたからです。
「渡辺晋」の死に様
1987年1月31日8時20分、東京都目黒区の国立病院医療センターで逝去。
59歳没。
死因は急性心不全によるものでした。
「渡辺晋」の死に様の信憑性
皮膚癌を患っており、その闘病記についてはあまりに有名なところでしょう。
しかし晩年苦しむ事になったのは1984年に発覚した回腸癌の影響が大きかったと思われます。
小腸の部位摘出を行っています。
00年前後にダブルバルーン小腸内視鏡検査が実用化された事で暗黒の臓器と言われる小腸の中でも検査が難しい、空腸や回腸の内視鏡検査はできるようになりましたが、この当時は当然ながら回腸癌を発見するのは至難の業。
最晩年に痩せた姿で公の場に姿を見せているのは癌の発生部位が悪かったからとしか言いようがありません。
それでも亡くなる間際まで精力的な社交を続け、渡辺プロダクションの為に尽力する精神力を保っていたのは間違いないと言えるでしょう。
まとめ
1987年1月31日8時20分、東京都目黒区東ヶ丘の国立病院医療センターにて永眠。
59歳没。
急性心不全により亡くなっていますが、晩年は癌の再発で入退院を繰り返しており、回腸癌の進行憎悪によるものだと言っていいでしょう。
日本の芸能史に残る偉人である存在ですが、その死に際についてそう多くは公表されていません。
