この記事では、「今邑彩」の晩年や最期を分かりやすく説明します。
「今邑彩」とは?
今邑彩とは日本のミステリー作家の1人で、会社勤めをした後に作家に転身しました。
1989年に東京創元社が公募していた新人文学賞に応募し、「卍の殺人」で最優秀作品賞を受賞しています。
これは「鮎川哲也と十三の謎」という13冊の書下ろし推理小説シリーズを出版する際に、最終巻を一般公募したものです。
その後もミステリー小説を多数執筆しており、「そして誰もいなくなる」や「ルームメイト」等の代表作があります。
「今邑彩」の晩年
今邑彩は晩年も、ミステリー作家として活動を行っていました。
2003年には蛇神シリーズの「暗黒祭」を出版しています。
「暗黒祭」は、「蛇神」「翼ある蛇」「双頭の蛇」といった蛇神シリーズの完結編です。
蛇神信仰が伝えられている閉鎖的な村を舞台にした長編ホラー小説になります。
それから2006年には「いつもの朝に」という作品を出版しています。
出生の秘密をめぐるミステリアスな物語で、家族の絆や愛を描いた小説です。
2008年には「鬼」、2014年には「人影花」といった短編集も出版しました。
それから今邑彩の代表作である「ルームメイト」は、2013年に女優の北川景子主演で映画化されました。
文庫化されてから口コミ等で話題となり、ベストセラーとなった小説です。
「今邑彩」の死に様
今邑彩が亡くなったのは、2013年2月頃のことです。
その年の3月6日に亡くなっていることが明らかとなりました。
都内にある自宅で亡くなっているのを家族が発見したのです。
享年57でした。
今邑彩は都内のマンションで一人暮らしをしていたため、亡くなってから1か月気付かれなかったと思われます。
「今邑彩」の死に様の信憑性
今邑彩の死因ははっきりしていませんが、事件性はなく病死と考えられています。
家族の話によれば2年程乳がんを患っていたということなので、それが原因なのかもしれません。
ただし、入院はしていなかったようなので、心筋梗塞など全く別の病気で亡くなった可能性もあります。
また、遺体が発見されたのは3月に入ってからですが、死亡したのは2月上旬頃と推定されました。
発見されるまで時間がかかっていることを考えると、あまり人付き合いなどはなかったのでしょう。
まとめ
今邑彩は晩年もホラー小説やミステリー小説を執筆していました。
しかし、57歳で急死しています。