マカロニ・ウエスタンのヒーロー「ジュリアーノ・ジェンマ」の散り際とは?
この記事ではジュリアーノ・ジェンマの晩年と最期について解説していきます。
「ジュリアーノ・ジェンマ」とは?簡単に説明
ジュリアーノ・ジェンマといえば“Splendida”イタリア語で語りかけたCMが印象的だという方も多いのではないでしょうか。
バブル時代には多くのスターが日本企業のCMに出演していますが、自身の名前が商品名になったのは極めて稀な例となります。
代表作は『夕陽の用心棒』を挙げる方も多いでしょうが、本人が予算も大きく重要な作品だったと語る『怒りの荒野』は外せないところでしょう。
映画のマカロニウエスタン黄金期終了後は地元イタリアのテレビドラマに移行し活躍しています。
「ジュリアーノ・ジェンマ」の晩年
既に1970年代にはマカロニ・ウエスタンのブームが終焉。
その煽りは彼のようなマカロニ・ウエスタンの大スターですら受け、映画への登場機会は減っていくこととなりました。
晩年の映画出演こそスペイン映画の『Juana la Loca』程度ですが、地元イタリアのテレビドラマ『Pompei』でのティト役をはじめ『Il capitano』の大佐役など健在ぶりを見ることができるでしょう。
その一方で彫刻家として作品も世に出していますが、ヨーロッパでの展覧会が多く、日本ではその分野での活躍を知ることはなかなか難しいようです。
90年代から展覧会を開き、映画の次だと語るほど彫刻に力を入れており、その情熱は本物でした。
またパラシュートの免許をはじめ、スポーツを愛していることは有名な話です。
特に登山やクライミングなどに晩年はハマっていたそうです。
「ジュリアーノ・ジェンマ」の死に様
2013年10月1日にローマ県のカエレとして有名なチェルベテリで死亡しています。
死因は車の正面衝突によるものでした。
75歳没。
「ジュリアーノ・ジェンマ」の死に様の信憑性
サッカー記事等では目にしたことがある方も多いでしょう。
イタリアの日刊紙としては最大発行部数を誇る『La Repubblica』で事故当時の状況を知ることができます。
正面衝突事故のあとに別の車と二重事故が起きてしまったことが記載されています。
既に事故当時から危険な状態であったとされ、チビタヴェッキアの病院に運ばれて死亡が確認されたと言われています。
亡くなる3日前にはシエナでのイベントで功労賞を貰ったばかりでした。
まとめ
2013年10月1日、自宅のあるローマのカエレで自動車事故に遭い、永眠しています。
正面衝突事故のあとにさらに他の車とぶつかる多重事故であったようです。
既に事故当時から危険な状態で、チビタヴェッキアの病院に運ばれましたが、命をこの世に留めおくことはできませんでした。
75歳没。
晩年はイタリアのテレビドラマに出演しながら、登山やクライミングを楽しんでいたようです。
また映画の次に彫刻に力を注ぎ、数々の作品を展覧会に出品しています。
