遺言を残さなかったことが死後大きなトラブルのもとに. . . 「宇津井健」の散り際とは?この記事では宇津井健の晩年と散り際を解説します。
「宇津井健」とは?簡単に説明
『赤いシリーズ』といえば「山口百恵」氏の代表作に思われますが、その実彼女が主演を務めたのは第4作『赤い衝撃』から。
シリーズの半分で主役を務めています。
また「小泉今日子」氏主演の『少女に何が起こったか』でもヒロインの雪を影ながら支える謎の男を演じており、大映テレビ製作のドラマでは欠かせない人物だったと言えるでしょう。
重厚かつ独特の演技でファンを引き寄せた魅力。
一方で『スーパー・ジャイアンツ』『まぼろし探偵』と少年向け作品の主役を務めていたのも有名な話です。
「宇津井健」の晩年
1990年代初頭まで日本のドラマ回で全盛を誇ったいわゆる大映ドラマが下火になったことにより、実際にテレビで見る機会は減少したと言っていいでしょう。
「関根勤」氏が宇津井氏の物真似を演じており、そちらを目にする機会の方が日常的には多かったかもしれません。
晩年の代表作としては『渡る世間は鬼ばかり』の岡倉大吉が挙げられます。
「藤岡琢也」氏が06年に亡くなったゆえの後任でした。
晩年の代表作であるとともに13年の同作品が遺作となっています。
「宇津井健」の死に様
2014年3月14日18時5分に入院先となった名古屋市の病院で死去。
82歳没。
死因は肺気腫の悪化による慢性呼吸不全でした。
「宇津井健」の死に様の信憑性
元々若い時分はヘビースモーカーとして知られ、1日あたり60本は吸っていたもの50歳でスッパリ辞めたことをスポーツ紙の自伝記で語っています。
肺気腫は喫煙が主な要因になりますが、発症したのは禁煙から四半世紀経った2013年のことでした。
名古屋の知人の医者を便り通院したと表面的にはなっていますが、実際には名古屋の高級クラブを経営している女性と内縁関係にあり、亡くなった当日に結婚しています。
実際に葬式の喪主を務めたのも彼女でした。
この亡くなる直前に挙げた婚姻は、大方の予想通り各方面を巻き込んでのトラブルへと発展してしまいます。
当初は宇津井氏の遺産の相続放棄を主張していた女性がそれを撤回。
財界の名士を対象にした高級クラブやスポーツクラブを経営しており、宇津井氏よりも収入があると語っていたもの33億円の負債が発覚。
都内成城の宇津井氏の豪邸資産価値2億円を巡って泥仕合になってしまうのでした。
まとめ
「宇津井健」氏は2014年3月14日18時5分に永眠しています。
82歳没。
死因は肺気腫の進行による慢性呼吸不全でした。
前夫人が亡くなった後は成城の自宅で長男夫妻と生活していたとされますが、実際には07年頃から拠点を名古屋に移していたとされます。
後妻との婚姻は亡くなる5時間前に自らが懇願したものでした。
遺言を残さなかった故に後妻と長男による遺産相続での醜聞が大きく没後取り沙汰されることになりました。
遺骨の納骨についても混迷を極め、分骨されるまでにかなりの時間がかかっています。
