「伊藤俊人(いとうとしひと)」とは?伊藤俊人の晩年とその死に様について信憑性も含め以下に詳しく解説します。
「伊藤俊人」とは?簡単に説明
伊藤俊人は新潟県新潟市出身の俳優です。
日本大学藝術学部演劇学科演技コース卒業後はいったん就職してサラリーマンとなっていました。
そんなある日、同じ大学出身の脚本家・三谷幸喜と再会し、三谷が旗揚げした劇団の「東京サンシャインボーイズ」に参加することになります。
その後はほとんどの三谷幸喜脚本のドラマや舞台に脇役として出演し、名バイプレイヤーとしての名声を得て着実にその地位を築いているところでした。
「伊藤俊人」の晩年
伊藤俊人は特に三谷幸喜作品には欠かすことのできない俳優で、脇役ながら存在感の大きな俳優として活躍の場を広げていました。
三谷幸喜のドラマ作品である「振り返れば奴がいる」や「古畑任三郎シリーズ」「王様のレストラン」をはじめ、「ショムニ」シリーズにも出演していました。
ドラマでは「古畑任三郎」での桑原技官役と「ショムニ」の野々村人事課長役が大いに人気を博すきっかけとなりました。
伊藤は晩婚で、結婚したのは2000年10月でした。
結婚相手はドラマ「ショムニ」シリーズでスタイリストだった女性で、交際半年というスピード婚でした。
伊藤が38歳、奥さん(伊藤栄子)が33歳の時のことですが、結婚してわずか2年で伊藤は亡くなってしまうため、2人の間に子供さんはいなかったようです。
「伊藤俊人」の死に様
伊藤俊人は2002年5月22日正午頃に激しい頭痛に襲われ、電話でマネージャーに連絡しています。
その後、頭痛に伴って吐き気も催す危険な状態となり、病院に搬送されて緊急手術を受けます。
手術後、一時的に意識が戻るも、翌々日の5月24日に容態が急変して同日午後5時18分に亡くなります。
まだ40歳という若すぎる死でした。
死因はくも膜下出血です。
「伊藤俊人」の死に様の信憑性
伊藤俊人が亡くなったのは緊急搬送された病院内につき、死に様の信憑性は高いと言えます。
伊藤と同じ「東京サンシャインボーイズ」のメンバーである西田薫は、「病院のベッドにいる、手術が終わったばかりの伊藤の顔はパンパンに腫れていて、包帯で頭をグルグル巻きにされていた」と自身のブログで手術直後の生々しい状況を語っています。
また、信憑性と直接関係はありませんが、伊藤が亡くなった日はレギュラー出演していた「ショムニ」シリーズの続編「ショムニFINAL」の撮影開始数日前でした。
そのため、伊藤の命日である5月24日には毎年、「ショムニ」の共演者が集まって伊藤を偲ぶ「ショムニ会」が開かれているそうです。
まとめ
伊藤俊人の悲報を受けた盟友でもある三谷幸喜は、『この世に「脇役」という役はあっても「脇役俳優」という職業はありません。
伊藤俊人は「脇役」もできる優れた俳優でした』とコメントしています。
本当に素晴らしい俳優さんの若すぎる死で残念です。
