20世紀におけるマクドナルド帝国の始祖。
この記事では「レイ・クロック」の晩年と最期について解説します。
「レイ・クロック」とは?簡単に説明
本名はレイモンド・アルバート・クロック、1902年にアメリカのイリノイ州で生まれました。
彼の実業家としての業績は多くの人に知られたところで、世界最大のファーストフードチェーンである『McDonald’s』の礎を築きました。
そのサクセスストーリーは2016年には『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』で映画化もされています。
また本拠地移転問題に揺れる『サンディエゴ・パドレス』を買収。
オーナーとして問題を解消したことで市民には敬愛されることとなりました。
「レイ・クロック」の死に様
1979年12月に彼は脳卒中を発症。
カリフォルニア州オレンジ郡にあるアルコール依存症治療センターへ入院しています。
これが長い闘病生活の始まりとなりました。
アルコール依存症治療センターに入院した理由は脳卒中の薬がアルコールとは相容れないからだと後に説明しています。
それからは公の場には姿を出すことはなく、4年後の1984年1月14日サンディエゴのスクリプス記念病院で亡くなりました。
81歳没。
死因は心臓病による心不全とされています。
「レイ・クロック」の死に様の信憑性
米国ではその死と彼のサクセスストーリーについては全国紙はもとより『ニューヨーク・タイムズ』に代表される地方紙にまで大きく取り上げられています。
ただし日本と違うのは闘病生活などに視点が置かれることはなく、ミルクセーキ製造機セールスマンから、世界最大のファーストフードチェーンを築き上げたアメリカンドリームに主観が置かれていたと言っていいでしょう。
最初の脳卒中の入院にアルコール依存症治療センターが選ばれた理由が軽く触れられているくらいです。
「レイ・クロック」の小ネタ等
彼の生涯について知りたいと思うのならば『ニューヨークタイムズ』に連載されていた回顧録のアーカイブは必見。
また自伝である『成功はゴミ箱の中に』は日本でも15万部以上が売れるベストセラーとして知られています。
ただし日本では米国で出版されてから30年後の2007年に出版されました。
映画『ファウンダー』に関してもバイタリティ溢れる彼の姿が描かれていますが、晩年やその散り際についてはほとんど触れられていないのが現状です。
まとめ
レイ・クロックは高級住宅街で知られるカリフォルニア州ラホヤで晩年を過ごし、闘病生活も続けていました。
しかし心臓病を患い、1984年1月14日にサンディエゴのスクリプス記念病院でその生涯を終えています。
81歳没。
死因は心臓病による心不全ですが、詳細は公表されていません。
