そのあまりに早すぎる死は伝説に？「ジェームズ・ディーン」の散り際とは?
この記事ではジェームズ・ディーンの晩年と散り際について解説していきます。
「ジェームズ・ディーン」とは？簡単に説明
活動期間は短いもの残したインパクトは超巨大。
そして年代を問わず若者たちのアイコン化しているのが「ジェームズ・ディーン」だと言っていいでしょう。
いわゆるTシャツにデニム、レザージャケットにデニムなどの着こなしを世界に広めた役割など、その影響は多大なものがありました。
主演・準主演は3本、そして急逝したことにより、神格化されている部分があるにせよ、50年代半ば以降のティーンエイジャーの生き方、考え方に大きな爪痕を残したと言えるでしょう。
「ジェームズ・ディーン」の晩年
「エドナ・ファーバー」氏の大ヒット小説『ジャイアント』が映画化。
「エリザベス・テイラー」「ロック・ハドソン」と並ぶ準主役として収録を終えます。
自身の収録、最後のシーンは演じたテキサスの石油王ジェット・リンクが倒れる場面で“死”を演じています。
撮影が終了後、余暇を楽しむべくカリフォルニア州モントレー郡サリナスで開催されるレースへ参加を決定。
当初の予定では新車のポルシェは現地までトレーラーで輸送される予定でした。
しかし新車であるため慣らし運転が必要だと感じたジミー氏は自動車整備士を同乗させると自らステアリングを握り、現地へ旅立ちます。
この判断がのちに悲劇を呼ぶとは当然知るよしもありませんでした。
「ジェームズ・ディーン」の死に様
1955年9月30日17時45分、カリフォルニア州の州道46号線を走行中、Y字路で41号線に左折侵入する車と衝突事故を起こしました。
同乗者ならび対向車のドライバーは軽傷で済んだもの、運転していた彼は即死。
死因は頸椎骨折ならびに内臓破裂だったと言います。
「ジェームズ・ディーン」の死に様の信憑性
没後に大スターとして評価されたことで時が経過するほどに、いわゆる事故当時の再現フィルムが作られて、放送されています。
2001年に没後50年を記念して作られた「ターナー・ネットワーク・テレビジョン」での『James Dean』は最たる例です。
また当時彼が乗っていたポルシェ・550スパイダーの大破写真は現存しており、左側の運転席は見る影もないほどでした。
事故はジミー氏のスピード違反による過失により、対向車を運転していた大学生は無罪となっています。
ただしこのスピード超過説に関しては90キロ〜140キロと幅があり、現場検証では違反速度超過していなかった形跡もあったと言います。
スピード狂の先入観が影響した可能性もあると言えますが、今となっては真偽不明。
また不遇・非業な死を遂げた政治家や大スターにありがちな生存説はほとんどありません。
これも事故当時のポルシェの大破具合を見れば一目瞭然。
没後、愛用のポルシェを所有した者に不幸が降りかかり、“ディーンの祟り”など不名誉な通り名がついたのは余談になります。
まとめ
1955年9月30日17時過ぎにカリフォルニア州道46号線を直進中に左折しようとした対向車と衝突。
運転席は見る影もないほどに大破。
ジミー氏は頸椎骨折、内臓破裂により即死しています。
24歳没。
死亡の経緯は伝記ドラマやショー番組で再現フィルム化される機会も多く、具現化して見ることができるでしょう。
