田中角栄は内閣総理大臣を務めたこともある政治家で、様々な政策を実現しました。
田中角栄の晩年と最期について紹介します。
田中角栄とは?
田中角栄とは剛腕で知られる政治家で、大蔵大臣や通商産業大臣を務めた後内閣総理大臣に就任しました。
日中国交正常化を実現した人物として知られています。
戦後の社会基盤の整備に多大な影響を与えた人物です。
また、日本列島改造論を唱え計画を実行しましたが、地価の高騰やインフレを招いてしまいます。
そして、お金がらみのスキャンダルで辞職に追い込まれ、ロッキード事件により逮捕・収監されました。
田中角栄の晩年
田中角栄は、田中金脈問題によって内閣総理大臣を辞職することとなりました。
これは田中のファミリー企業が、不動産取引においてその地位を利用し不当な利潤を上げていたものです。
それが週刊誌によって暴かれたことで、田中内閣は退陣に追い込まれました。
その後、ロッキード事件が発生し、田中角栄は逮捕・収監されます。
ロッキード事件とは、アメリカのロッキード社が日本に飛行機を売り込む際に田中角栄を始めとする政府高官や商社・航空会社の幹部に多額の賄賂を渡していた事件です。
ロッキード事件で逮捕されたことを受け自民党を離党しますが、党内に影響力は持ち続けていました。
闇将軍と呼ばれたこともあります。
ロッキード事件は1995年に最高裁で有罪判決が確定しますが、その10年前に脳梗塞で倒れてしまいます。
田中角栄の死に様
田中角栄は、脳梗塞で倒れてからは思うような政治活動はできなくなりました。
言語障害や体に麻痺が残り、登院することさえできなかったといいます。
ただし、娘である田中真紀子が新潟から出馬した際には、病をおして応援に乗り出しました。
その年、慶応義塾大学病院において75歳で亡くなっています。
その死因は肺炎です。
痰が喉につまり、そこから肺炎になったといわれています。
田中角栄の死に様の信憑性
田中角栄は脳梗塞で倒れてから、目白にある私邸に引きこもっていたといわれています。
娘である田中真紀子が面倒をみていたといいます。
非常に重い言語障害が残っていたため、表舞台に顔を出すことはほとんどありませんでした。
政治活動を行えるような状況では全くなかったようです。
まとめ
田中角栄の晩年は、脳梗塞による言語障害により政治活動を絶たれた生活でした。
75歳で肺炎により亡くなっています。
