炎の料理人「周富徳」の散り際とは?
この記事では周富徳の晩年と最期について解説します。
「周富徳」とは?簡単に説明
周氏をモデルにした漫画は「KinKi Kidsの堂本光一」氏主演でドラマ化もされており、その作品から周氏を知った方も多いことでしょう。
『浅草橋ヤング洋品店』での中華大戦争でブレイク。
その後フジテレビ『料理の鉄人』で打倒鉄人を掲げ敵役として登場。
全国放送の人気番組で和の鉄人「道端六三郎」氏に初黒星をつけたことで「神田川俊郎」氏と並ぶ鉄人の強敵として認知度をさらに上げています。
『チャーハン人生論』や『中華人生相談』などもユニークな著書も出版。
その活躍は料理界に留まることがありませんでした。
「周富徳」の晩年
現場に愛人を同伴していることがネタとして弄られているうちは良かったもの、1998年11月に『週刊文春』で報じられたセクハラ疑惑を否定したことで問題は泥沼化。
これに加え2001年に法人税脱税で有罪になった時の蛮行で世間からの印象が一変。
自業自得とはいえマスコミへの露出が激減してしまいました。
この激昂した姿は自身の店舗経営に影響を与えたのはもちろんのこと、90年代に良く見かけた食品メーカーとのコラボ商品も販売されることが無くなっていきます。
負の連鎖は止まらず2000年代中頃には糖尿病。
さらには脳梗塞で言語障害が後遺症として残り、表舞台からは姿を完全に消すことになってしまいました。
「周富徳」の死に様
2014年4月8日23時37分に横浜中区の入院先で永眠しています。
71歳没。
死因は誤嚥性肺炎でした。
「周富徳」の死に様の信憑性
2013年8月に肺炎を患い、オーナー店舗の『広東名菜 富徳』で月1開催していた料理教室を休講。
それ以降は入退院の繰り返しだったと言われます。
退院後も『広東名菜 富徳』の厨房に入ることは続けていましたが、肺炎の後遺症に加え、手の痺れなどもあり、次第に中華鍋を振ることすらできないほど身体が弱ってしまいます。
また脳梗塞の影響が大きいと思われる誤嚥性肺炎により、医師から食事の経口摂取も禁じられていたことが明かされました。
物が飲み込めないこと、誤嚥性肺炎の予防を理由に胃ろうもしくは点滴でしか栄養が取れない状態になり、衰弱が進行。
氷を舐める程度しか許されずに苦しんでいたと伝えられています。
まとめ
「周富徳」は2014年4月8日23時37分に息を引き取りました。
71歳没。
死因は誤嚥性肺炎でした。
2000年代半ばに糖尿病を患ったことで血管の病気にかかりやすくなり脳梗塞を発症。
脳梗塞を罹患したことで嚥下障害に罹患しやすくなり、誤嚥性肺炎を発症。
負のスパイラルに陥ってしまったと言っていいでしょう。
13年夏からの入退院を繰り返すも体調が上向くことはありませんでした。
最後は物を飲み込めないため、食事の経口摂取を禁じられ衰弱が進行。
遂に力尽きることになってしまいました。
