アメリカのラッパーであるマック・ミラーは26歳と言う若さで亡くなっています、今回は、2018年にアルバム「Swimming」をリリースした1か月後に命を落とした彼の死因に迫ります。
「マック・ミラー」とは?簡単に説明
1992年にアメリカ合衆国のペンシルベニア州で生まれたマック・ミラーことマルコム・マックコーミックは、ラッパーやシンガーソングライターとして知られる人物です。
中学校を卒業するあたりからミックステープなどを作成しながら音楽に関わり始めていたマックは、2011年にインディーズレーベルでデビューを飾り、全米ビルボード200において初登場で第1位を記録します。
その後、アメリカの国民的シンガーとも言えるアリアナ・グランデのアルバムにフィーチャリングとして参加したことでヒップホップファン以外からも認知されるようになったマックは、リリースするアルバムがすべて全米ビルボードのトップテンにランキングされるほどの人気を博しますが、2018年8月3日、薬物の過剰摂取により26歳という若さで亡くなっています。
「マック・ミラー」の死に様
2018年9月7日、ロスアンゼルスにあるスタジオシティの自宅にて、マック・ミラーは意識不明の状態で発見されています。
すぐに救急隊員が駆け付け、心肺蘇生を試みますが懸命の処置の甲斐もなくそのまま自宅で死亡が確認されています。
マックの死後、検死を担当したロサンゼルス郡の検視官事務所は、彼の死因はフェンタニルやコカイン、アルコールなどの混合薬物の過剰摂取によるものであると公表しています。
マックが死亡した当日はミュージックビデオの撮影を予定しており、撮影終了後はすぐにコンサートツアーが開始される予定だったそうです。
「マック・ミラー」の死に様の信憑性
2012年に開催された自身のコンサートツアーあたりから、処方薬である咳止めシロップの「プロメタジン」を摂取し始めるようになります。
当時、この咳止めシロップと炭酸ジュースをブレンドした「リーン」と呼ばれるパーティードリンクが若者の間で大変流行しており、マックもこのリーンの中毒に陥っていました。
マックは一旦は断薬に成功したものの、再び同じドラッグを常用するようになり、その他にも様々なドラッグを併用するようになっていきます。
この時期、リリースするアルバムはすべてビルボードのトップテンにランクされるほどの人気を誇っていたマックでしたが、上がり続ける人気と共に使用する薬物の量も徐々に増加していったそうです。
死後の検死でマックの身体から検出されたのは、フェンタニルやアルコールに加えてコカインなどの複数におよぶ違法薬物の数々でした。
「マック・ミラー」の小ネタ等
マック・ミラーの死後、彼が死を迎える前にリリースしたアルバム「Swimming」が第61回グラミー賞の最優秀ラップ・アルバム賞にノミネートされています。
また、2020年には6作目のアルバムとなる「Circles」が発表されています。
まとめ
ヒップホップ界で期待されていた人気ラッパーであるマック・ミラーは26歳という若さで亡くなっています。
15歳でキャリアをスタートさせ、わずか10年間で6作ものアルバムを発表し続けた彼の功績は、全米ビルボード史上において現在でも燦然と輝き続けています。