現人神?大予言者?それとも天才詐欺師?「サティヤ・サイ・ババ」の死に際とは?
この記事ではサティヤ・サイ・ババ」の晩年と最期について解説します。
「サティヤ・サイ・ババ」の死に際とは」とは?簡単に説明
現代に降臨した神、大予言者、若しくは偉大な詐欺師、常套句になりますが、これらの言葉が全て当てはまる人物と言えるでしょう。
数々の奇跡を起こしたとされ、90年代前半には日本のワイドショーやドキュメンタリー番組内で紹介、検証されることになります。
聖なる灰を空中から取り出したり、銅を金に転換、様々な奇跡を見せました。
聖灰や奇跡は既に90年代には解析されており、雑な手品師と評する人も多くいます。
奇跡は別として社会貢献活動、奉仕事業、そのマインドは高く評価され、数千万人の信者がいると言われます。
「サティヤ・サイ・ババ」の死に際とは」の晩年
2000年代初頭には様々なバッシングが取りだたされることになりました。
しかし雑な手品を奇跡として信者を騙したと主張する批判。
少年に対する同性愛、セクハラ疑惑といった批判的な報道もありました。
しかし社会奉仕事業による社会貢献での評価が先立つようになるとバッシングは鎮火。
特に社会インフラの整備が遅れていた祖国のインドでは多大な尊敬の念を持って接されていたのは間違いありません。
インドの歴代の元大統領や首相が彼のもとを表敬訪問するのはもはや恒例の年中行事化していました。
そんなおりの2011年、事件が起きています。
2020年まで生きて没後3年で転生する事を予言していたサイ・ババが体調を崩してしまうのでした。
「サティヤ・サイ・ババ」の死に際とは」の死に様
2011年4月24日7時24分にインド南東部のアンドラプラデシュ州アナンタプラム県のプッタパルティにある自身が設立した総合病院で息を引き取りました。
インド伝統の年の数え方で85歳没。
死因は心肺不全と言われています。
「サティヤ・サイ・ババ」の死に様の信憑性
奇跡の信憑性は別にして、全世界に信者が数千万人いるとされ、プッタパルティはある意味自身が投資して整備した街。
彼を慕って世界から移住した人も多く、街全体がその容態で一喜一憂していたのは間違いありません。
11年3月下旬に入院し体調は悪化の一途を辿ると4月4日には危篤状態に陥ってしまいます。
危篤状態に陥った時から、病院の周辺は信者に囲まれた状態となり、常に祈祷が捧げられていました。
その反面危篤から脱したことをネガティブに捉え、そもそもこの入院はアングルではないかと疑う人も出ています。
しかし結果的にサイ・ババが死去したことで、3月下旬からの事の顛末の信憑性は上がることとなりました。
まとめ
「サティヤ・サイ・ババ」は2011年4月24日7時24分にインド・プッタパルディにある総合病院で死去しました。
インドの年の数え方で85歳没。
死因は心肺不全によるものでした。
生前は2020年まで生きて3年後に転生すると公言していましたが、それは叶いませんでした。
インドの太陰暦月で換算すると96歳没になるため、2020年まで生きたと主張する信者や研究家もいます。
従来の予言者の終末論が外した後に発生する新解釈・新説と同様で後付け感は大きく信憑性は高くないと言っていいでしょう。