この記事では、「サンテグジュペリ」の晩年や最期について分かりやすく解説していきます。
「サンテグジュペリ」とは?簡単に説明
「サンテグジュペリ」とは、本名「アントワーヌ・マリー・ジャン=バティスト・ロジェ・ド・サン=テグジュペリ」であり、フランス人作家、小説家、操縦士です。
兵役に志願した際に操縦士となり、退役後は自動車販売員などを経て、民間航空に務めました。
その後、26歳で作家とてデビューを果たし、自身のパイロット経験に基づく作品を発表していきました。
著作は世界中で読まれることになり、後々敵となるドイツ空軍の中にはサンテグジュペリが所属する部隊とは戦いたくないという愛読者の兵士もいたそうです。
「サンテグジュペリ」の晩年と最期
その後、自由フランス空軍へ志願した「サンテグジュペリ」は1944年に写真偵察のために短期で出撃した後、行方不明となってしまいます。
1998年の9月7日に地中海マルセイユ沖の近くで「サンテグジュペリ」の名と、妻の名前、出版社の名前と所在地が刻まれたブレスレットのような銀製品がトロール船によって発見されたのです。
その後、1950年代に地元のダイバーによってF-5Bの残骸が見つけられていました。
そして、2000年代にその機体が「サンテグジュペリ」の搭乗機であることが確認され、細かい調査により、「サンテグジュペリ」の戦死が確定したのです。
享年44歳でした。
「サンテグジュペリ」の死に様の信憑性
数カ月に渡って収拾された残骸の破片は付着物を取り除き、洗浄され、やがて、刻まれていたロッキード社の記帳番号から彼の搭乗機であることが割り出されました。
その後、「サンテグジュペリ」の偵察機を撃墜したとするパイロットの証言が公開され、パイロットは「搭乗しているのがサンテグジュペリであれば、絶対に撃ち落さなかった、サンテグジュペリは好きな作家のひとりだった」と悔やんだと言われています。
まとめ
「サンテグジュペリ」はフランス人作家、小説家、操縦士です。
軍を退役後に26歳で作家デビューし、再び軍へ志願しますが、1944年に短期出撃してから、そのまま行方不明となってしまいます。
そして、2000年代に航空機の残骸調査課から、その機体が「サンテグジュペリ」が搭乗していたものであることが分かり、戦死が確定したのです。
没日1944年7月31日、享年44歳とされています。
