大スターが西ロンドンを自転車で楽しんでいた?「スコット・ウォーカー』の散り際とは?
この記事ではスコット・ウォーカーの晩年と散り際について解説していきます。
「スコット・ウォーカー」とは?簡単に説明
60年代から70年代にかけて『ウォーカー・ブラザーズ』で一世風靡。
ブラザーズと名乗っているもの3人の間に一切血縁関係はありませんでしたが、情報量の少ない日本では実の兄弟と思ってきた人も多数いらっしゃることでしょう。
解散後はソロ活動を行うも表舞台からは一歩退いた形になりました。
生涯を通じて、定期的に活動を休止。
長年のブランクを経て復帰を繰り返していますが、その音楽性の高さで多くの歌い手に影響を与えています。
その最たるは「デヴィッド・ボウイ」氏なのは有名な話でしょう。
「スコット・ウォーカー」の晩年
表舞台から姿を消しては、衝撃的な音楽を世間に放つことを8〜10年レベルで繰り返していたため、なんらかの活動が発表される度に今回のタイムラグは少なかったとファンが話題にするほど。
しかし2012年に『Bish Bosch』で自身のアルバム三部作を完成。
その後も2014年に『Soused』を発表しており、最晩年は比較的活動を継続的にしていたと言えるでしょう。
英国紙『The Guardian』でショーレビューを寄稿しつつ、平凡な日常を過ごしていたとされます。
また趣味の自転車に没頭しており、西ロンドンでその姿が良く目撃されています。
自身も自転車で走り回っては多くの事故に遭ったと自嘲。
腕や腰の打撲はもとより前歯にまでダメージを受けた事を笑い話にしていました。
また2017年のThe Guardian紙のインタビューでは退屈なほど普通の日常を過ごしていると語る一方で、ライブを行わないことで自身のエネルギーが助けられていると語っていました。
そして今後ライブを行う予定がないことを明らかにしています。
「スコット・ウォーカー」の死に様
2019年3月22日金曜日の朝に永眠していたことが同月25日に契約していた英国のインディーレコードレーベル『4AD』から発表されています。
76歳没。
当初は死因について明らかにされていませんでした。
「スコット・ウォーカー」の死に様の信憑性
当初の4AD社の声明は実に簡素なものでしたが、のちに米国公共ラジオ放送『NPR』に死因が癌であったことを伝えていました。
ただし詳細については公表されていません。
自分の娘である「リー」孫娘「エミー・リー」そして「ビバリー」夫人に看取られて天国へと旅立ったことのみが伝えられています。
まとめ
2019年3月22日早朝に永眠。
76歳没。
晩年スコット氏が契約を結んでいた英国のインディーズレーベル4AD社から週明けの25日公表されています。
死因は当初は不明だったもの米国公共ラジオ放送の取材で癌だったことが明らかにされました。
夫人、娘、孫娘の3人に看取られて天に還ったとされます。
闘病生活については一切公表されていません。
74歳時のインタビューでは西ロンドンを趣味の自転車で駆け巡っている事を語っており、幾度となく物と衝突。
腕や腰、前歯に怪我はしていた様ですが、それだけの活力があり元気だったとも言えるでしょう。