「ジョン・ベルーシ」とは?
ジョン・ベルーシの晩年とその死に様について信憑性も含め以下に詳しく解説します。
「ジョン・ベルーシ」とは?簡単に説明
ジョン・ベルーシはアメリカの人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」や映画「アニマル・ハウス」などで人気を博した不世出の天才コメディアンです。
親友ダン・エイクロイドとの共演で大ヒットした「ブルース・ブラザース」で映画スターとしての地位を固めるも、ドラッグに溺れ、その抜き差しならない地獄から抜け出そうとしていた矢先、突然の死を迎えた伝説のエンターテイナーです。
「ジョン・ベルーシ」の晩年
ベルーシの晩年はまさに人気絶頂期でした。
バンドは「サタデー・ナイト・ライブ」に出演し、ファーストアルバム「ブルースは絆」は全米ナンバー1ヒットを記録、映画「ブルース・ブラザース」の公開などで知名度は世界的になっています。
さらに亡くなる前には映画数本の出演予定もあり、そのうちの一つはダン・エイクロイド脚本の「ゴーストバスターズ」もありました。
そんな一方で、ベルーシは麻薬中毒になってしまい、ヘロインとコカインの両方を大量に使用していました。
月に4万ドルから7万5千ドルの麻薬を使っていたとも言われています。
「ジョン・ベルーシ」の死に様
ジョン・ベルーシは1982年3月5日、ロサンゼルス ハリウッドの高級ホテル「シャトー・マーモント・ホテル・アンド・バンガローズ」の客室内で死去します。
まだ33歳という若さでした。
死因は偶発的な薬物の過剰摂取によるもので、その薬物は「スピードボール」と呼ばれるコカインとヘロインを混合したドラッグでした。
この時、過剰摂取となる致死量の薬物をベルーシに注射したのは彼の愛人でした。
「ジョン・ベルーシ」の死に様の信憑性
ジョン・ベルーシは死の数時間前に友人のロバート・デ・ニーロやロビン・ウィリアムズの訪問を受けています。
ベルーシとコカインをするためにホテルにやってきたのですが、ベルーシと一緒に女性がいたため、すぐ帰っています。
ベルーシが過剰摂取で死亡した夜に彼のそばにいたのがロックバンドのグルーピー兼麻薬の売人だったキャシー・スミスという女性です。
彼女はベルーシの愛人で、生きているベルーシを見た最後の人物となります。
そしてキャシーは致死量の「スピードボール」をベルーシに注射した罪で起訴され、過失致死罪で有罪判決を受けることになります。
まとめ
「サタデー・ナイト・ライブ」出身のコメディアンというとすぐ頭に浮かぶのがチェビー・チェイス、ビル・マーレイ、ダン・エイクロイド、スティーブ・マーティンなどですが、早世したためエンターテイナーとしてのその凄さや偉大さが未知となっているジョン・ベルーシの早すぎる死はとても残念です。