代表曲「イエスタデイ・ワンス・モア」などで知られるカーペンターズのヴォーカルだったカレン・カーペンターは32歳と言う若さで亡くなっています。
今回は、他に類を見ないほどの美しい歌声をもつ彼女の死因について迫ります。
「カレン・カーペンター」とは?簡単に説明
1950年にアメリカ合衆国のコネチカット州で生まれたカレン・カーペンターは、ポップ・ミュージック・デュオであるカーペンターズのヴォーカリスト兼ドラマーとして知られています。
アルトを中心に3オクターブという広い音域をもつその歌声は、様々なメディアが選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーに常にランキングされるほどの美声を誇り、全米の一流アーティストたちからも一目置かれているほどでした。
後にカーペンターズを共に結成することになる実の兄と同じ高校に通っていたカレンは、マーチングバンド部に所属して音楽にのめりこんでいくことになり、当時はドラムスを演奏していましたが、その頃から彼女の美声には天性の素質があると多くの人から絶賛されていました。
カーペンターズとしてリリースしたヒットアルバムやシングルの総売上枚数は1億枚を超え、世界各国でツアーを行うほどの人気を博しましたが、1983年2月4日、カレンは急性心不全により32歳で亡くなっています。
「カレン・カーペンター」の死に様
カレン・カーペンターの直接的な死因は急性心不全でした。
晩年のカレンは、過食症と拒食症の症状を繰り返しながら生活を送っていたため、心臓に強い負担がかかり続けていたと言われています。
元々、比較的ふくよかな体型だったカレンは、自身の体調不良が原因で予定していた日本公演も中止になってしまったこともありました。
カーペンターズのデビュー当初に心無いファンから「田舎者のブタ」などと誹謗中傷されたことがトラウマとなり、その後も事ある毎に自身の体型を気にしていたというカレンは、時間と共にやせ細っていき、過度なダイエットにより常に心臓に負担をかけているような状態だったそうです。
「カレン・カーペンター」の死に様の信憑性
カレン・カーペンターが30歳の時に、不動産業を営む若手実業家のトム・バリスと結婚しますが、わずか1年で離婚しています。
離婚原因は夫からの心無い言葉や態度の数々によるもので、短い結婚生活の内容は燦々たるものだったと言います。
同時期に過食症と拒食症の治療を受けていたカレンの体重は、元気な時と比べて13. 6kgも減少してしまっていました。
心身ともにダメージが大きい状況の中、離婚手続きについても揉めに揉め、彼女の心労はピークに達していきました。
最期は滞在していた両親の家で心肺停止状態に陥ってしまったため病院へ搬送されますが、急性心不全によりそのまま死亡しています。
「カレン・カーペンター」の小ネタ等
カレン・カーペンターは32歳で亡くなっていますが、夫が離婚届にサインをする前に彼女が死亡してしまったことにより、離婚は成立せず、カーペンターズとして残した彼女の膨大な量の遺産は、その夫と連れ子である息子が手にすることになりました。
生前、離婚を強く望んでいたカレンにとって、大変残念な結果になってしまったのでした。
まとめ
他に類を見ないほどの美声で世界中のファンを虜にしたカーペンターズのヴォーカル、カレン・カーペンターは32歳と言う若さで永眠しています。
数々のヒットチャートの記録を塗り替えてきた彼女の功績は、現在においても世界中で語り継がれています。
