この記事では、「ゴルバチョフ」の晩年や最期について分かりやすく解説していきます。
「ゴルバチョフ」とは?簡単に説明
「ゴルバチョフ」(本名:ミハイル・セルゲーエヴィチ・ゴルバチョフ)はソビエト連邦において、最後の最高指導者を務めた人物です。
1985年にソビエト連邦共産党書記長に就任し、ソビエト連邦の民主化を図った政治体制改革「ペレストロイカ」に乗り出します。
この「ペレストロイカ」は結果的に中止となりますが、ソビエト連邦の崩壊へと繋がってゆくのでした。
ソ連崩壊後は環境保護活動へ積極的に参加し、ピザハットのCMへ出演するなど、政治外の活動も行いました。
そして、2001年にロシア社会民主党の党首へと就任しますが、2004年に辞職し、政界から引退します。
「ゴルバチョフ」の晩年と最期
2008年に「ゴルバチョフ」は新党「ロシア独立民主党」を結成します。
2022年にロシアによるウクライナ侵攻が起こると、一刻も早い戦闘停止と和平交渉が必要であると声明を発表しました。
そして、同年8月30日、腎臓疾患により死去します。
享年91歳でした。
「ゴルバチョフ」の死に様の信憑性
「ゴルバチョフ」は生前、重度の糖尿病を持っていたため、2020年頃より医師の管理下で闘病生活を送っていました。
しかし、2022年7月頃より体調悪化が進行していき、腎臓疾患を患います。
血液透析のために病院へ移され、4回の手術を受けますが、体重は40キロも減少し、歩行も困難となってしまいました。
そして、同年8月29日にモスクワの別の病院へ移送されますが、翌日に息を引き取ります。
「ゴルバチョフ」の死は死没日の翌日、8月31日に発表され、9月3日に告別式が執り行われました。
「ゴルバチョフ」は政治改革「ペレストロイカ」を推し進め、ソ連崩壊を招いた人物として多くのロシア人から非難されているという報告に反し、告別式には多くの人が集まり、棺と遺体の一般公開時間が2時間から4時間へと引き延ばされたそうです。
「ゴルバチョフ」の評価
2017年の調査によると、「ゴルバチョフ」に対して自国ロシアでは半数弱が否定的な評価を下しており、肯定的な評価はわずか15%でした。
一方、欧米などのいわゆる西側諸国では逆に「ゴルバチョフ」は極めて高い人気を誇っているようです。
まとめ
「ゴルバチョフ」はソビエト連邦における最後の最高指導者を務めた人物です。
生前、患っていた重度の糖尿病が原因で腎臓疾患を発症し、2022年8月30日に91歳で息を引き取りました。
ちなみに、「ゴルバチョフ」はソ連歴代最高指導者中、最長寿の最高指導者でもあるのです。
